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ユーグレナ、次世代バイオディーゼル「サステオ」をG7広島サミットの自工会展示の発電機に使用

2023年5月22日 発表

会場で使用した発電機

 ユーグレナは5月22日、「G7広島サミット(主要国首脳会議)」(5月18日~21日開催)において、自工会(日本自動車工業会)が開催する自動車業界のカーボンニュートラル達成に向けた取り組みを紹介する展示「Diversity in Carbon Neutrality -カーボンニュートラルにも、多様性を。-」の会場で使用した発電機の燃料として、次世代バイオディーゼル燃料「サステオ」を一部使用したと発表した。

 今回、発電機に使用したサステオは、バイオマス(生物資源)を原料とし、石油由来の軽油と分子構造が同じため、内燃機関を変更することなく使用できる次世代バイオディーゼル燃料。今回発電機に使用された燃料は、軽油と混合しない100%のサステオが使用された。

 サステオは、燃料を使用する際の燃焼段階ではCO2(二酸化炭素)を排出するが、原料であるバイオマスが成長過程で光合成する際にCO2を吸収するため、燃料を使用した際に発生するCO2の排出量が実質的にはプラスマイナスゼロとなり、カーボンニュートラルの実現に貢献すると期待されている。

 日本の自動車業界は、2050年にCO2排出を実質ゼロにするカーボンニュートラルに向けて全力で取り組むことを宣言。自工会では、かねてより「カーボンニュートラルへの山の登り方は1つではない」、CO2削減は「みんなで協力して」「今すぐできることから」取り組む必要がある、という考えのもと「多様な選択肢」の重要性を継続的に発信し、今回、会場で使用する電力においても環境配慮の観点からサステオの使用に至ったとしている。