ニュース

ユーグレナ、100%次世代バイオディーゼル燃料「サステオ」を使用した「MAZDA SPIRIT RACING MAZDA3 Bio concept」が富士24時間レース完走

2023年5月29日 発表

次世代バイオディーゼル燃料「サステオ」を給油した「MAZDA SPIRIT RACING MAZDA3 Bio concept」

 ユーグレナは5月29日、富士スピードウェイで5月26~28日に開催された「ENEOS スーパー耐久シリーズ2023 第2戦 NAPAC 富士SUPER TEC 24時間レース」で、ST-Qクラスに参戦したマツダの「MAZDA SPIRIT RACING MAZDA3 Bio concept」に次世代バイオディーゼル燃料「サステオ」を供給し、完走したと発表した。

 今回マツダが参戦した車両は、市販車両と同じディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 2.2」を搭載。化石由来の軽油と混合しない100%次世代バイオ燃料のサステオを使用しており、同車両に搭載されているSKYACTIV-D 2.2は十分な性能を発揮できたとした。

 また、2021年のシリーズ 第6戦「スーパー耐久レース in 岡山」以降、サステオを100%で使用しており、今回の富士24時間で走行した529周回、約2414kmが最長の走行距離となるとのこと。

 サステオは、バイオマス(生物資源)を原料とし、車両自体の内燃機関を変更することなく使用できる次世代バイオディーゼル燃料となる。サステオは、燃料を使用する際の燃焼段階ではCO2(二酸化炭素)を排出するが、原料であるバイオマスが成長過程で光合成によってCO2を吸収するため、燃料を使用した際に発生するCO2の排出量が実質的にはプラスマイナスゼロとなり、カーボンニュートラルの実現に貢献すると期待されている。

 ユーグレナは、今後もサステオの普及拡大に向けて、スーパー耐久シリーズで燃料供給を行なう予定とした。