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アルパインスタイルの新型カスタマイズカー「カリカ」発売日決定 価格188万円からのコンバージョンや中古車ベースも受注開始
2023年6月16日 07:25
- 2023年6月15日 発表
「カリカ」初年度生産計画台数を400台へ拡大
アルパインスタイルで展開されるカスタマイズカーの企画・開発・販売を行なうアルパインニューズは6月15日、2023年1月に発表したカスタマイズカー「カリカ」について、2023年6月29日から発売すると発表した。カリカは、トヨタ自動車「ハイエース」の「スーパーGL」やスーパーGLの特別仕様車「Dark Prime II」の新車をベースとしたカスタマイズカーで、価格は498万円〜612万円。
今回の発売日決定に合わせて、カリカのベースグレードに「DX」を追加するとともに、中古車を使用した制作についても取り扱い開始、6月17日より受注を開始することを明らかにした。これにより、DXグレードの新車では428万円から、DXグレードの5万km程度の中古車の場合で378万円からと、顧客の声に応えて新たなベースグレードが設定された。
さらに、すでにユーザーが所有するハイエースをカリカに仕上げる"Carica Conversion Program”もスタート。1ナンバー変更と構造変更を実施するフルコンバージョンが218万円からで、4ナンバーで構造変更なしのセミコンバージョンで188万円からとなり、こちらも6月17日より受注を開始する。
2024年早々に、複数車の新型車発表を予告
同日、カリカ発売日決定の発表会が開催され、アルパインニューズ 常務取締役の今村仁氏があいさつした。今村氏からは東京オートサロン 2023、大阪オートメッセ2023、全国に6店舗展開するアルパインスタイル店舗を通じて事前商談予約を受け付けたところ、想像を遙かに超える反響があったことが報告された。
今村氏は「1月11日にメディアの皆さまに配布させていただいたインフォメーションで、ハバナとカリカ、この2車種で年間販売200台と明記させていただきました。ところが、東京オートサロンと大阪オートメッセの6日間で、なんとその200台をゆうに超えてしまう商談というものを頂戴いたしました。これは、ちょっと大変なことになったぞと、われわれのブースには終日ですね、多くのお客さまが可愛い、かっこいい、というお声がけをたくさんいただきながら、ずっとブースで1日中にぎわうというような状態がございました」と、カリカ発表後の反響を報告。
カリカは発表当初、同時発表の「ハバナ」と合わせ、2023年度年間200台の生産・販売を計画していたが、想定以上の商談予約、問い合わせがある状況から、当初の生産計画を大幅に見直し、初年度生産計画台数を400台へと拡大。現場でもらった顧客の声に合わせて、製造や販売体制についてすべて見直したという。
今村氏は「(当初の発表)予定が3月末から、この6月15日に遅延しましたけれども、それはわれわれの意思がある遅れなんだ、意味がある遅れなんだということでご理解いただきたい」と述べるとともに、「来年早々に、また発表をぜひさせていただきたいということで、新型車、複数車です。今、基本デザインが終わりまして、開発の方に移ってきております。これもまた、われわれのアルパインスタイル カスタマイズからの基本コンセプト、古くて新しい、環境にやさしく、青い海、青い空、この軸をしっかり守りながら、かっこいい、そして可愛い、このフレーズをですね、皆さまからいただけるような、そういったクルマをですね、今、鋭意開発しております」と新型車の登場を予告した。
角目4灯LEDヘッドライトは、オート/マニュアルレベライザーに対応
そして、同発表会では量産型カリカのポイントが紹介され、アルパインがプロデュースするにふさわしい品質として、例えば、ボンネットは型板金によるこだわりの成形、スポイラー等は強度やクオリティを保つABS/PP成形にて構成。角目4灯LEDヘッドライトは、オート/マニュアルレベライザーに対応、保安基準適合となる専用デイライトシーケンシャルウィンカーを採用していることなどが紹介された。
全国6店舗のアルパインスタイルで販売
なお、「カリカ」は、アルパインスタイル福岡 R3(所在地: 福岡県福岡市東区)、横浜 246(所在地:東京都町田市)、 大阪 171 (所在地: 大阪府茨木市)、名古屋 155(所在地:愛知県一宮市)、埼玉 R4 (所在地:埼玉県越谷市)、イオンモールいわき小名浜(所 在地:福島県いわき市)の全国6店舗展開するアルパインスタイル各店で販売される。