ニュース

大日本印刷、VR(仮想現実)を使った体感コンテンツをジャパンモビリティショー2023に出展

2023年10月20日 発表

DNPがジャパンモビリティショー2023に出展すると発表

 大日本印刷(DNP)は10月20日、「ジャパンモビリティショー2023」(東京ビッグサイト:10月28日~11月5日一般公開)の主催者プログラム「Tokyo Future Tour(西ホール)」に協賛・出展すると発表した。主催者プログラム「Tokyo Future Tour」は、来場者が多様な業界のさまざまな技術や製品・サービス等を「LIFE」「EMERGENCY」「PLAY」「FOOD」の4つのゾーンで体験できるもの。

 独自の「P&I(Printing&Information:印刷と情報)」の強みを生かし、クルマの内装・外装用の加飾フィルムやEV(電気自動車)用リチウムイオン電池用バッテリパウチ、MaaS(Mobility as a Service)関連のシステム・サービスなど、多くのパートナーとともに注力事業領域の1つとしてモビリティ・産業用高機能材関連の事業に取り組んでいるDNP。

 今回の出展では、完全自動運転が実現する未来社会に向けてDNPが提案する「快適な空間」と「わくわくする体験」をテーマにした企画を展示。主催者プログラム「Tokyo Future Tour」内にある未来の東京の公園の中で、パリの歴史的空間をVR(仮想現実)で体験できるようにするという。

 主な出展内容は下記のとおり。

DNPコンテンツインタラクティブシステム「みどころウォーク」

 フランス国立図書館(BnF)のリシュリュー館の象徴的な空間であるマザラン・ギャラリーを360度見まわせるVR空間で、利用者は現地を実際に訪れたような体験が可能。利用者本人がヘッドマウントディスプレイを着けて、手すりを伝って6mほど歩くことで、VR空間内では長さ約45mの広大な回廊を移動しながら、約9mの高さにある17世紀の天井画を間近に見ることができる。

VR体験のイメージ

インターフェンス(参考出展)

 空間を隔てると同時に、向こう側の風景を見渡せるネットフェンス(ひし形金網)。そこに「心地よいデザインを追加することで、人と人のつながりを深め、コミュニケーションを誘発し、新しい街づくりのきっかけになるのではないか?」という問いに基づき、日本のモノづくりを支える東大阪の共和鋼業、常に新しいことに挑戦する近畿大学、DNPの三者による新しい共同プロジェクトが制作を進めている「インターフェンス」を参考出展する。

参考出展のインターフェンス