ニュース
トヨタ、新型「クラウンセダン」発売 価格は730万円から、後輪駆動でハイブリッドとFCEVを用意
2023年11月2日 14:37
- 2023年11月2日 発表
- 730万円~830万円
「セダン再発見」で新たな価値観「ニューフォーマル」に挑戦
トヨタ自動車は11月2日、新型「クラウン セダン」を発表した。同日より注文受付を開始し、11月13日の発売を予定する。
新型クラウンセダンの駆動方式は後輪駆動となり、パワートレーンは第2世代FCシステムのFCEV(燃料電池車)モデルと、2.5リッターマルチステージハイブリッドシステムのHEV(ハイブリッド車)モデルを用意。価格はFCEVの「Z」が830万円、HEVの「Z」が730万円。
トヨタは2022年に「これからの時代のクラウンらしさ」を追求した「クラウン クロスオーバー」「クラウン スポーツ」「クラウン セダン」「クラウン エステート」という4つの新しいクラウンを発表した。第3弾として登場する新型クラウンセダンは、正統派セダンを再定義する新スタイルで、パーソナルにもビジネスにも応える「ニューフォーマル」という新たな価値観に挑戦し、「セダン再発見」を感じさせるクルマに仕上げたという。
ショーファーニーズに対応、ホイールベースを3mに設定
新型クラウンセダンでは、ショーファーニーズに応えるべく、ホイールベースを3mに設定し、後席のゆとりを創出した。足下のスペースも広くなり、足抜きしやすいスムーズな乗り降りを実現。リラクゼーション機能、日差しを遮る電動式サンシェードなど、おもてなし装備を設置。サスペンションセッティングの最適化や、AVSで減衰力を制御し、路面の凹凸を乗客に伝えない足まわりに仕上げ、旋回時の揺れや、荒れた路面の揺れを小さく抑えるとしている。
パワートレーンはFCEVとHEVをラインアップ
FCEVモデルでは、「ミライ(MIRAI)」と同じ高性能FCシステムを採用。3本の高圧水素タンクと燃料電池などを搭載し、1回あたり約3分の水素充填で約820km走行可能。アクセルを踏んだ瞬間からトルクが立ち上がり、スムーズに伸びるFCEVならではのパワーと、モーター駆動ならではの静粛性や乗り心地を実現させた。