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トヨタ、新型「FCEVクラウンセダン」の市販モデル国内初披露

2023年11月11日 公開

トヨタが11月13日に発売する新型「クラウンセダン」のFCEV仕様の市販モデルが国内で初披露された

11月13日に発売開始

 トヨタ自動車は11月11日~12日、富士スピードウェイで開催されている「ENEOS スーパー耐久シリーズ2023 Supported by BRIDGESTONE 第7戦 S耐ファイナル 富士4時間レース with フジニックフェス(以下、S耐最終戦)」のイベントスペースにて、11月13日に発売となる新型「クラウンセダン」のFCEV(燃料電池)仕様の市販モデルを国内初展示している。

 10月6日の「クラウンスポーツ」発表時に、「クラウン セダン」は11月ころ、「クラウン エステート」は2023年度内の発売予定と予告したのち、11月2日にクラウンセダンを正式発表、11月13日発売とアナウンスしていたが、発売2日前にサプライズで国内初披露を行なった。

新型クラウンセダンのFCEV仕様の市販モデル
撮影車両は20インチホイール装着モデル(19インチも設定あり)
撮影タイヤはダンロップ「e.SPORT MAXX」(サイズは前後とも245/45R20)
給水素口は左後方に配置
キャップを外したところ
フェンダーにFCEVのロゴがあしらわれる
右後方にもFCEVのロゴが入る
化粧ナンバーの下には正規のナンバープレートがあり、市販車であることが分かる

 新型クラウンセダンのFCEVモデルは、「MIRAI(ミライ)」と同じ第2世代FCシステムを搭載。3本の高圧水素タンクと燃料電池などを採用し、1回あたり約3分の水素充填で約820kmの走行を可能としている。

パワートレーンはMIRAIと同じ第2世代FCシステムを搭載

 また、アクセルを踏んだ瞬間からトルクが立ち上がり、スムーズに伸びるFCEVならではのパワーと、モーター駆動ならではの静粛性や乗り心地を両立した。さらに、ショーファーニーズに応えるために、ホイールベースを3mに設定。足下のスペースを広くし、足抜きしやすいスムーズな乗り降りを実現することで、後席のゆとりを創出している。

クラウンセダンFCEVモデルのインテリア
前席
後席
フル液晶メーター
エアコン類は物理ボタンで配置
FCEV用のエネルギーフロー画面
FCEV用のエアピュリフィケーション画面
水を強制排出するためのボタンは右前に配置
ドリンクホルダーは底部にアンビエントライトを搭載していて、透明なペットボトルを置くとイルミネーションのように光が浮かび上がる
運転席と助手席のダッシュボードとドアのすき間にもアンビエントライトが間接照明のように光る
アンビエントライトは全50色+パターンカラー14色の計64色を用意している
センターコンソールボックスには写真では暗くて見えにくいがUSB Type-Cポートとアクセサリーソケットを完備する
後席のエアコン送風口とUSBポート
ドアロックは棒が縦にスライドするタイプ。これだと窓を割っても棒を引きだせないのでドアが開けにくくセキュリティが高いという
ラゲッジスペース
HEVモデルは中央に配置している12Vバッテリは水素タンクがある関係で右側に配置
100V(1500W)コンセントを完備