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ホンダ、AC車外給電用「パワーサプライコネクター」初披露

2023年11月11日 初公開

ホンダのAC車外給電用ユニット「パワーサプライコネクター」

 本田技研工業は11月11日、富士スピードウェイで開催されている「ENEOS スーパー耐久シリーズ2023 Supported by BRIDGESTONE 第7戦 S耐ファイナル 富士4時間レース with フジニックフェス(以下、S耐最終戦)」にて、AC車外給電用コネクターの「パワーサプライコネクター(Power Supply Connector)」を初披露した。

 車室内にAC電源の100Vコンセントを備えるクルマもかなり増えたが、アウトドアシーンのように車外で家電などを使おうとした場合、どうしても電源コードを窓や開けた状態のドアから外へ出すことになってしまう。

今回2024年発売予定の新型燃料電池車「CR-V FCEV」とともに国内初披露された

 そこでこのパワーサプライコネクターを使用すれば、車両のプラグインポートからAC電源を利用でき、窓やドアを開けたままにしておく必要がなくなるので、急な降雨でも安心だし、鍵をかけることもできるためセキュリティも高くなる。

下側に100VのAC電源コンセントが設けられている

 なお、パワーサプライコネクターは、2024年春発売予定の「N-VAN」ベースの新型軽商用EV「N-VAN e:」と同時に発売される。N-VAN e:の場合、合計1500Wまでの電化製品を使用することが可能なほか、可搬型外部給電器「Power Exporter e: 6000」を利用すれば最大6kVA、「Power Exporter 9000」を使用すれば最大9kVAの高出力給電も可能となり、災害時などで出力の高い冷蔵庫や冷暖房器具など、複数の電化製品を同時に使用できるという。

9月に発売された「Power Exporter e: 6000」
2024年春発売予定の新型軽商用EV「N-VAN e:」