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豊田章男会長に、WRCラリージャパンのトヨタ1-2-3フィニッシュと勝田貴元元選手の激走について聞く 「まずは感謝したい」
2023年11月19日 17:30
11月19日、16日から4日間にわたって愛知県・岐阜県を舞台に開催された「フォーラムエイト・ラリージャパン2023」がフィニッシュを迎えた。最終結果は、2日目から首位に立った33号車 エルフィン・エバンス/スコット・マーティン（トヨタ GRヤリス ラリー1ハイブリッド）が優勝。
2位は17号車 セバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ、3位は69号車 カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネンと続き、トヨタ勢が表彰台を独占した。
2日目のSS2のアクシデントで出遅れた18号車 勝田貴元/アーロン・ジョンストン（トヨタ GRヤリス ラリー1ハイブリッド）は、SS最速タイムを次々にたたき出し、一時は最後尾近くまで落ちたポジションを急速に回復。最終的に5位でフィニッシュした。
TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team は2023年シーズンのWRCにおいて、ドライバーチャンピオン、コドライバーチャンピオン、マニュファクチャラーズチャンピオンの3冠を獲得。マニュファクチャラーズチャンピオンは、TGR-WRTにとっては3年連続で4回目、トヨタとしては通算7回目の獲得となる。
このシーズンの成績、ラリージャパンの結果について、トヨタ自動車 代表取締役会長 豊田章男氏に優勝直後聞く機会を得た。豊田会長は、トヨタのラリー復帰を決断し、ラリージャパンへの強い思いのもと日本開催を実現する原動力ともなっている。
豊田章男会長コメント
──（ラリージャパンの結果、今シーズンの3冠チャンピオンの振り返りについて教えてください）
豊田章男会長：望んでできる結果ではありません。日本で、日本のメーカーで、フィンランドベースと日本のハイブリッドチームとして結果を出す、彼ら（チーム）の実力にまずは感謝したい。
それを支えた本当に多くのエンジニア、メカニック、スタッフ、1年13戦を支えて、健康に脱落者なく、1年のツアーを終えた。こんなによいエンディングはないと思います。
復活してから4回目、3年連続のマニュファクチャラーズチャンピオン。さらに表彰台独占。
今年はラリージャパンの最終戦を迎えるにあたって、このチームの会長、代表としていろいろな立場でやってきました。プリンシパル代行もやりました。フィンランドの拠点も自立的、カーボンニュートラルでもできる礎も作った。
こうした中で選手が応えてくれるのはありがたく、私も元気をもらえました。
今年はラトバラもWRCに出られたし、盛り上げるためにラリー北海道にも参加してくれた。私が見えてる部分と見えてない部分あると思いますが、よくやったと全員に伝えたいと思います。