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パナソニックHD、パナソニック オートモーティブシステムズ株式の一部をApollo系のファンドに売却へ

2022年11月17日 発表

 パナソニック ホールディングスは11月17日、Apollo Global Management Inc.のグループ会社(以下、Apollo)と、パナソニック オートモーティブシステムズの事業に関して両社が共同パートナーになることに合意し、基本合意書を締結したと発表した。

 今回の合意に基づく取引が実現すれば、パナソニック ホールディングスが現在100%保有するパナソニック オートモーティブシステムズの株式の一部をApolloが投資助言を行なうファンドが取得し、パナソニック オートモーティブシステムズはパナソニック ホールディングスの持分法適用会社となる予定。今後、2024年3月末日までの正式契約締結を目指し、詳細について独占的に協議していくとしている。

 パナソニック オートモーティブシステムズは、2022年4月1日に設立され、国内外の自動車メーカーにTier1としてインフォテインメントシステムをはじめとする先進技術を提供。2022年度の売上高は1兆2975億円、国内外61拠点、従業員約3万人の企業。

 電動車への急激なシフトとともに、車両のアーキテクチャーが大きく変わる中で、今後、更なる強化が求められるソフトウェア開発や電動化への対応において、長期的な成長を図るため、継続的な投資が必要といい、今回のパートナーシップにより、新たな資金調達の機会を得るとしている。

 パナソニック オートモーティブシステムズは、将来の株式上場を視野に入れるとともに、パナソニック ホールディングスでは引き続き、経営理念を中心とした価値観を共有するパナソニックグループの一員としてパナソニック オートモーティブシステムズを支援し、互いの企業価値最大化に向けて他のグループ各社と共に連携を図っていくとしている。