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三菱自動車の新型「トライトン」、ASEAN NCAPで最高評価のファイブスター獲得

2023年12月4日 発表

新型「トライトン」(タイ仕様ダブルキャブ)

 三菱自動車工業は12月4日、新型1tピックアップトラック「トライトン」が、アセアン地域の新車を対象に安全性能を総合評価する「ASEAN NCAP」において、最高評価となる5☆(ファイブスター)を獲得したと発表した。

 新型トライトンは7月にタイで世界初公開されたピックアップトラック。日本市場に約12年ぶりに投入することが明らかにされており、2024年初頭の販売を予定する。予定価格帯は498万円~540万円。

 新型トライトンは、衝突時のエネルギー吸収とキャビンの変形抑制を両立させた衝突安全強化ボディ「RISE(Reinforced Impact Safety Evolution)」に加え、高い乗員保護性能を実現するよう設計したシートベルトと7つのSRSエアバッグをグレード別で採用。また、全車に標準装備した横滑り防止装置「ASC(Active Stability Control)」をはじめとした安全装備や、歩行者検知付きの衝突被害軽減ブレーキシステム「FCM(Forward Collision Mitigation system)」などの採用により、高い予防安全性能も確保したという。

 なお、新型トライトンのルーツは1978年に発売された「フォルテ」に遡り、以来45年間で5世代にわたり約560万台を生産し、世界約150か国で販売してきた三菱自動車の世界戦略車。「Power for Adventure」と呼ばれる商品コンセプトのもとで開発を進め、内外装デザインからシャシー、ラダーフレーム、エンジンなどを一新。7月のフルモデルチェンジで6代目となっている。

 その6代目ではSUVの快適性とトラックの実用性を兼ね備えた2列シートの「ダブルキャブ」、1列シートのベーシックな「シングルキャブ」、フロントシート後ろに荷室スペースを設けることでリクライニングも可能な「クラブキャブ」と、用途に応じた3タイプのボディを設定するが、日本仕様は2列シートのダブルキャブでスポーツモード付6速A/T&4WD車のみの設定となる。