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ランドローバー、「レンジローバー」初のバッテリEVモデルのティザー画像・映像公開 優先予約受付もスタート

2023年12月13日(現地時間) 発表

新型レンジローバーEVのティザー画像

 ランドローバーは12月13日(現地時間)、ミッドサイズ・ラグジュアリーSUV「レンジローバー」初となるバッテリEVモデルのティザー画像と映像を公開すると同時に、特設Webサイトにて優先予約の受け付けを開始した。日本でも優先予約を受け付けている。

 レンジローバーのEVモデルは、フラッグシップグレードの「V8」に匹敵するパフォーマンスを発揮するほか、1970年の登場からレンジローバーが誇るオールテレイン走破能力を実現する1台。

 フロントまわりの堅牢性、シャシーに対する負荷を考慮したマルチボディ・システム解析および最高50km/hでの仮想渡河走行など、1年にわたるバーチャル開発を経て、最初のプロトタイプ車両を製作。開発エンジニアは、極端な温度環境、あらゆる気候条件、どんな地形にも対応する走破能力、水深850mmの渡河水深を確保するほか、独自の「アクティブ・ロードノイズ・キャンセリング・システム」「サウンドデザイン」によって最高レベルのキャビンの快適性を備え、史上もっとも静かで洗練されたレンジローバーを目指し、プロトタイプの走行テスト「エンジニアリング・サインオフ・プログラム」を実施。

 このプログラムでは、アンダーフロア、バッテリの耐久性、シャシーの完全性、優れた温度ディレーティングを実現するためのビークルダイナミクステストなどが含まれ、電気駆動システムの高い信頼性を確認するため、スウェーデンからドバイまで、また-40℃~+50℃にもおよぶ極端で幅広い温度条件を含め、世界中でオンロードテストを行なうとしている。

 なお、EVモデルは「MLA-Flex(flexible Modular Longitudinal Architecture)」をベースに設計・開発が行なわれ、英国のソリハル工場にて既存のMHEVモデルおよびPHEVモデルと一緒に製造される。また、バッテリおよびエレクトリック・ドライブユニット(EDU)は、英国ウルヴァーハンプトンにあるJLR(Jaguar Land Rover)の新しいエレクトリック・プロパルション・マニュファクチャリング・センターで組み立てるという。

New Range Rover Electric | The Most Refined Range Rover Yet(42秒)