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アウディ、EV充電器のデスティネーションチャージャー国内100基目を山梨県の富士桜カントリー俱楽部に設置

2023年12月13日 発表

富士桜カントリー俱楽部に国内100基目のデスティネーションチャージャーを設置

 アウディ ジャパンは12月13日、同社の電動化戦略に基づいて進めている充電インフラ整備において、目的地充電として使用できるEV(電気自動車)用充電器「デスティネーションチャージャー」の国内100基目の稼働を開始したと発表した。

 100基目となるデスティネーションチャージャーは、富士桜カントリー俱楽部(山梨県南都留郡富士河口湖町)の駐車場に設置したアウディ純正の8kW普通充電器で、アウディは現在国内72か所に設置しているデスティネーションチャージャーを、2024年末までに300か所にすることを目指している。

 アウディでは、旅先のホテルや温泉施設、高級レストラン、ゴルフコースなどのレジャー施設を中心にデスティネーションチャージャーの設置を進めており、比較的駐車時間が長いこれらの施設でEV充電ができることで、EVオーナーは施設での滞在時間を有効に活用して次の目的地までの十分な充電を行なえるようになる。デスティネーションチャージャーの設置を全国で進めることで、EVオーナーの利便性を向上させ、より安心してEVで長距離移動できる環境づくりを目指している。

 アウディのデスティネーションチャージャー100基目の設置先である富士桜カントリー俱楽部は、どのホールからも富士山を望めるゴルフ場として1975年に開場し、「フジサンケイクラシック」が開催される日本屈指のトーナメントコースとして多くの利用者が訪れている。今回のデスティネーションチャージャーの設置によって、EVで富士桜カントリー俱楽部を訪れたゴルファーは、日本屈指の景観を誇るゴルフコースでのプレーを楽しむ間にEVの充電を完了できるようになる。

 アウディは電動化戦略 Vorsprung 2030に基づき、持続可能なプレミアムモビリティを提供する企業への変革を続けており、充電ネットワークの拡大をEV普及の要と捉え、充電インフラ整備を継続している。デスティネーションチャージャーにおいては、2023年5月に全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会とEVの目的地充電インフラ整備に関して相互に協力して設置の推進に合意し、同組合に加入する宿泊施設に対してデスティネーションチャージャーを無償で設置している。

 また、アウディは、ポルシェ、フォルクスワーゲンとともに、日本最大級の急速充電インフラネットワーク「PCA(プレミアム チャージング アライアンス)」を展開し、全国のアウディ正規販売店に150kW急速充電器の設置を進め、外出先での充電を短時間で可能にする急速充電サービスの提供を拡充している。今後も、さまざまな企業・団体とパートナーシップを組み、EVの充電インフラ整備を促進し、バッテリ残量に左右されない安心したモビリティ体験ができる環境づくりを行なっていくとした。