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トーヨータイヤ、ピックアップトラック/SUV用タイヤ「オープンカントリーM/T-R」でTLCのダカールラリー11連覇をサポート

2024年1月24日 発表

OPEN COUNTRY M/T-Rを装着してダカールラリーを激走する「ランドクルーザー300 GR SPORT」

 トーヨータイヤ(TOYO TIRE)は1月24日、サウジアラビアで1月5日~19日に開催された「ダカールラリー2024」にて、ピックアップトラック/SUV用タイヤ「OPEN COUNTRY(オープンカントリー)M/T-R」の供給を通じてサポートを行なっているトヨタ車体のラリーチーム「チームランドクルーザー・トヨタオートボデー(TLC)」の車両「ランドクルーザー300 GR SPORT」が市販車部門で優勝したことを報告した。

 トーヨータイヤは2021年からTLCのダカールラリー参戦サポートを行なっていて、TLCとともに培ってきたオフロードラリーにおける技術と経験を生かし、「ランドクルーザー300 GR SPORT(ダカールラリー2024仕様)」2台へ「OPEN COUNTRY M/T-R(ダカールラリー2024用スペック)」を開発および供給している。

OPEN COUNTRY M/T-R(ダカールラリー2024用スペック)

 また、OPEN COUNTRY M/T-R(ダカールラリー2024仕様)は、岩場や砂漠などの荒れた路面における走破性能を向上させるとともに、重量全体のうち50%にサステナブル素材を使用し、環境負荷の低減を図られているタイヤとなっている。

 ダカールラリー2024は、サウジアラビア北西部のアル・ウラからスタートし、折り返し地点を経由して西海岸ヤンブーのゴールへと向かうコースで、各所に設けられた計12か所のSS=スペシャルステージ(競技区間)とその間をつなぐリエゾンセクション(移動区間)の累積走行タイムを競う大会。総走行距離は約8000kmにおよび、車両とタイヤに負荷の掛かる急勾配の長い砂丘ステージもあるなか、OPEN COUNTRY M/T-R(ダカールラリー2024用スペック)の高い悪路走破性で走行をサポートし、TLC参戦車両は2台ともに完走。市販車部門にて三浦昂選手/Mayeul Barbet(マイヨール・バルべ)選手の車両が1位、Ronald Basso(ロナルド・バソ)選手/Jean Michel Polato(ジャン・ミッシェル・ポラト)選手の車両が2位のワンツーフィニッシュを飾り、TLCは市販車部門での11連覇を併せて達成した。

TLCのランドクルーザー300 GR SPORT(ダカールラリー2024仕様)

 TLC監督の角谷裕司氏は「大会の競技難易度が年々高くなるなかで完走するためには、車両の性能を最大限生かすことのできるタイヤが必要になります。TOYO TIREのエンジニアを含めチーム全員が協力し、市販車部門11連覇を達成できたことを本当にうれしく思います」と喜びのコメントを寄せている。また、クラス優勝したドライバーの三浦昂選手は、「ダカールラリー2024は、これまでに経験した大会のなかでもっともタフなコースでした。そのなかでOPEN COUNTRY M/T-Rは高い耐久性と走破性で車両を支え、ドライバーに自信を与えてくれました」と述べている。

11連覇を達成したチームランドクルーザー・トヨタオートボデー