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日産、オフロード性能を高めた「フロンティア・フォシュベリ・エディション・パッケージ」と北極から南極を走破した「アリア」をシカゴオートショーに初出展
2024年2月7日 13:59
- 2024年2月5日(現地時間) 発表
日産自動車は2月5日(現地時間)、米国のフォルスバーグ・レーシングがオフロードレース「NORRA500」で優勝した「フロンティア」をモチーフにした限定モデル「フォシュベリ・エディション・パッケージ」と、初めて北極から南極までを走破した「アリア」をシカゴオートショーに出展すると発売した。
フロンティアのフォシュベリ・エディションは、クルーキャブモデルにオフロードレースでインスパイアされたスタイルを取り入れたディーラー装着アクセサリーパッケージモデル。新しい17インチのAXISビードロックホイール、ロックスライダー、LED照明一体型ルーフラックなど、NISMO製オフロードパーツを装備するほか、「フォシュベリレーシングデカール」と「フォシュベリレーシング・リミテッドエディションバッヂ」も配される。
さらに、NISMO製オフロードパーツの「リフトアップキット」をはじめ、「鍛造アッパーコントロールアーム」「高性能サスペンション」「NISMOエキゾーストマフラー」、さらに横浜ゴムの「ジオランダー X-ATタイヤ(サイズ265/70R17)」などを装着し、走行性能を向上させている。価格は9999ドルで、2024年秋に発売予定。
フォシュベリ・レーシングの代表クリス・フォシュベリ氏は、「NORRA500での優勝は、NISMOオフロードパーツと横浜ゴムのジオランダーを装着した日産フロンティアの性能を証明するものです。ノーマルのトラックにNISMOオフロードパーツを装着し、南カリフォルニアのショップからイベント会場まで走らせ、バハの砂漠を500マイルにわたってレースし、問題なくショップに戻りました。NORRA500での成功を後押ししたたくましいパフォーマンスを、より多くのドライバーに味わってもらえるというのは、とてもスリリングなことです」と述べている。
北極から南極まで走破した「アリア」
また、シカゴオートショーの日産自動車ブースには、冒険家のラムゼイ夫妻が10か月かけて北極から南極まで1万8000マイル以上を走破した「Ariya e-4ORCE」も初披露される。ラムゼイ夫妻は2023年3月に北極点を出発し、北アメリカ、中央アメリカ、南アメリカを横断して12月中旬に到着。
このアリアは、雪上や氷上走行用に39インチの頑丈なBFグッドリッチタイヤを装着するため、フェンダーが広げられているが、バッテリやパワートレーンは市販のまま。道中では、軽量風力タービンとソーラーパネルを組み合わせたポータブル再生可能エネルギー発電機を利用し、極地付近の強風と長い日照時間を利用してアリアの充電をサポートしたという。