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ブリヂストン、2024年モータースポーツ活動計画 SUPER GTはGT500の12チーム、GT300の4チームにタイヤ供給

2024年3月7日 発表

ブリヂストン、2024年モータースポーツ活動計画発表

 ブリヂストンは3月7日、2024年のモータースポーツ活動計画を発表。トップカテゴリーレースとして、国内4輪レースの「SUPER GT」において、GT500クラスでは12チーム、GT300クラスでは4チームにタイヤを供給する。

SUPER GT

GT500クラス

TGR TEAM ENEOS ROOKIE「ENEOS X PRIME GR Supra」:大嶋和也選手/福住仁嶺選手

TGR TEAM au TOM'S「au TOM'S GR Supra」:坪井翔選手/山下健太選手

TGR TEAM Deloitte TOM'S「Deloitte TOM'S GR Supra」:笹原右京選手/Giuliano Alesi選手

TGR TEAM KeePer CERUMO「KeePer CERUMO GR Supra」:石浦宏明選手/大湯都史樹選手

TGR TEAM SARD「DENSO KOBELCO SARD GR Supra」:関口雄飛選手/中山雄一選手

NISMO NDDP「Niterra MOTUL Z」:高星明誠選手/三宅淳詞選手

TEAM IMPUL「MARELLI IMPUL Z」:平峰一貴選手/Bertrand Baguette選手

NISMO「MOTUL AUTECH Z」:千代勝正選手/Ronnie Quintarelli選手

ARTA「ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT」:野尻智紀選手/松下信治選手

ARTA「ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT」:大津弘樹選手/佐藤蓮選手

Astemo REAL RACING「Astemo CIVIC TYPE R-GT」:塚越広大選手/太田格之進選手

STANLEY TEAM KUNIMITSU「STANLEY CIVIC TYPE R-GT」:山本尚貴選手/牧野任祐選手

GT300クラス

muta Racing INGING「muta Racing GR86 GT」:堤優威選手/平良響選手/加藤寛規選手

apr「apr LC500h GT」:小高一斗選手/中村仁選手/根本悠生選手

埼玉Green Brave「Green Brave GR Supra GT」:吉田広樹選手/野中誠太選手

K2 R&D LEON RACING「LEON PYRAMID AMG」:蒲生尚弥選手/篠原拓朗選手

「スーパー耐久シリーズ」は「Empowered by BRIDGESTONE」のタイトルでオフィシャルタイヤサプライヤーに

 また、「スーパー耐久シリーズ」では、2024年よりオフィシャルタイヤサプライヤーとしてレースを支えていく。2023年は、緊急で第2戦より一部市販タイヤを含むタイヤ供給支援を実施しており、2024年からは全カテゴリーに対してスリックタイヤ/ウェットタイヤを供給する。

 そのほか、2輪の「全日本ロードレース選手権」、海外では同社グループが「Firestone」ブランドのタイヤをワンメイクで供給する北米の「NTT INDYCAR SERIES」や世界最高峰の2輪耐久レースである「FIM世界耐久選手権(EWC)」などにタイヤを供給。またモトクロスのトップカテゴリーである「全日本モトクロス選手権」にもタイヤを供給。

 アマチュアドライバーも参戦できるカテゴリーでは、「TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cup」や「全日本ジムカーナ選手権」「マツダグラスルーツモータースポーツカテゴリー」、また本年より入門者向けラリー競技「TOYOTA GAZOO Racing Rally Challenge」などにもタイヤを供給。

 これらの様々なレースを通じて、極限の状況におけるタイヤの限界性能を追求する技術力やブランド力などを磨き続けるとともに、プロフェッショナルからアマチュアまでの全てのドライバー・ライダーの安全、および一人ひとりの最高のパフォーマンスを支える。加えて、サステナブルなモータースポーツ活動として、一般ドライバーがEV・FCVといったゼロエミッション車のみで参加し電費効率を競うラリー競技「Bridgestone FIA ecoRally Cup」を、引き続きタイトルスポンサーとしてサポートし、「ENLITEN」技術の価値を訴求していく。同活動を通じて、モータースポーツの国際的な発展に貢献するとともに、カーボンニュートラルなモビリティ社会の実現も支えていく。

 また、モータースポーツ文化を支える活動として、プロドライバーによるeモータースポーツのレッスンを提供する「Bridgestone eMotorsport Institute」や初めてサーキットを走る初心者の方に向けた参加型走行イベント「POTENZA Circuit Challenge(PCC)」も2023年より継続・強化し、モータースポーツファンの裾野をさらに広げていく。

 2024年も、4輪レースでは「POTENZA」ブランド、2輪レースでは「BATTLAX」ブランドのタイヤを中心に、トップカテゴリーレースからアマチュアドライバーによる参加型レースまで、モータースポーツ文化の発展を支えるため、国内外の様々なモータースポーツをサポートしていく。

"Passion to Turn the World"のメッセージでサステナブルなグローバルモータースポーツ活動を強化

サステナブルなグローバルモータースポーツ活動も強化

 同社では、2023年にブリヂストンのモータースポーツ活動60周年を迎え、サステナブルなグローバルモータースポーツ活動を強化している。2024年のモータースポーツ活動計画においても引き続き同活動を進化させ、サステナビリティを中核に据え、活動を進化させる決意を込めた"Passion to Turn the World(世界を変えていく情熱)"のメッセージのもと、サステナブルなグローバルモータースポーツ活動を強化していく。

 レースを「走る実験室」として、極限の条件で技術を磨き、"EV時代の新たなプレミアム" 商品設計基盤技術「ENLITEN」の進化に挑戦し、"From Circuit to Street"をコンセプトに、市販用タイヤ開発の次のステージへ繋げていく。

 さらに、原材料調達からリサイクルまで、タイヤを「創る」「使う」、原材料に「戻す」というバリューチェーン全体のサステナビリティへ向けた活動も推進。また、これらの活動を通じて、モータースポーツを愛する仲間と共に、新たな「自ら極限へ挑戦」する姿、レースを支える姿や情熱を示すことで、ブランド力も進化させ、「サステナブルなプレミアムブランド」を構築していくとしている。