ニュース

ホンダ、鈴鹿サーキットにF1歴代マシンを中心に展示する「Honda RACING Gallery」新設

2024年4月5日 開館

鈴鹿サーキットに「Honda RACING Gallery」がオープン

オープン日はF1日本GP開幕日の4月5日。入場は事前予約制

 本田技研工業は、三重県にある鈴鹿サーキットに、ホンダのモータースポーツの“世界一への挑戦”と“技術”の発信拠点として、FIA フォーミュラ・ワン世界選手権(F1)の歴代マシンを中心に展示する「Honda RACING Gallery」(以下、レーシングギャラリー)を新設し、F1日本グランプリの開幕に合わせた4月5日に開館する。

 オープン直後となるF1日本グランプリの開催期間の4月5日~7日は事前予約制となり、入場にはF1日本グランプリの観戦券が必要。事前予約は3月29日から予約サイトで開始される。

 レーシングギャラリーはホンダのモータースポーツの発信拠点として、ホンダの勝利へのこだわりと、レースを通じて磨いてきた技術を体感できる展示施設。F1を中心に実際のレースを戦った歴代マシンとエンジン、パワーユニットを展示する。館内は黒を基調として展示マシンにスポットライトを当てることで、各時代の最先端技術の詰まったレーシングマシンの機能美が感じられる設計となっている。

展示エリア 概要

メインホール(常設展示エリア、1階)

 エントランスから入館後、スピード感と期待感を醸成する「スピードトンネル」を抜けると見えるメインホールは、黒基調で外光の入らない空間とし、スポットライトの当たったマシンの色や造形が際立つ設計となっている。

スピードトンネルのイメージ

 メインホール中心には過去からのF1マシンの進化を感じられるよう、1965年のメキシコグランプリでホンダのF1初勝利を飾った「Honda RA272」と、2021年にマックス・フェルスタッペン選手がドライバーズチャンピオンを獲得した「Red Bull Racing Honda RB16B」の時代を超えた2台のマシンを展示。

 さらに、メインホールの奥にもホンダの挑戦と勝利の歴史が見られるレースマシン群を展示。その背面パネルには、各マシンを象徴する数字を大きく配置し、その数字を起点に勝利のストーリーを楽しめるような展示となっている。

 また、各時代で世界一を目指して最高峰の舞台で磨き上げ、技術の粋を極めたホンダの歴代のエンジンやパワーユニットも見ることができる。

メインホールの展示イメージ

企画展示エリア(地下1階)

 地下1階にある企画展示エリアでは、鈴鹿サーキットで開催されるレースに合わせたレーシングマシンを展示する企画展を実施。4月5日からは「F1日本グランプリ企画展示」が行なわれる。

 今後は、SUPER GTや全日本スーパーフォーミュラ選手権、鈴鹿8時間耐久ロードレースなどのレーシングマシンが展示される予定。

F1日本グランプリ企画展示

開催日時:2024年4月5日~6月中旬
展示概要:
F1日本グランプリ開催を記念し、ホンダとともに戦った歴代の日本人F1ドライバーに焦点を当てた展示を実施。歴代ドライバーが駆ったF1マシンを中心に、由縁のあるヘルメットなどを展示する。

企画展示エリアの展示イメージ

Honda RACING Gallery 概要

住所:三重県鈴鹿市稲生町7992 鈴鹿サーキット内
営業時間:10時~17時(季節によって変動あり)
入場料:無料(別途鈴鹿サーキットへの入場料・駐車料必要)

展示物一覧

常設展示

1階 エントランス
・F1マシン
McLaren Honda MP4/5(1989年)

1階 メインホール
・F1マシン
Honda RA272(1965年)
Honda RA300(1967年)
Williams Honda FW11B(1987年)
McLaren Honda MP4/4(1988年)
McLaren Honda MP4/6(1991年)
Honda RA106(2006年)
Scuderia AlphaTauri Honda AT01(2020年)
Red Bull Racing Honda RB16B(2021年)

・F1エンジン
RA168E(1988年)
RA109E(1989年)
RA806E(2006年)

・F1パワーユニット
RA621H(2021年)

企画展示:F1日本グランプリ企画展示

地下1階 企画展示エリア
・F1マシン
Lotus Honda 100T(1988年)
SUPER AGURI Honda SA07(2007年)
Scuderia AlphaTauri Honda AT02(2021年)