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メルセデス・ベンツ、新型Eクラス唯一の四駆クリーンディーゼル「E220d 4MATICオールテレイン」

2024年3月22日 発売

1098万円

E 220 d 4MATIC オールテレイン

 メルセデス・ベンツ日本は3月22日、メルセデス・ベンツの新型Eクラスにクロスオーバーモデルの「E 220 d 4MATIC オールテレイン(ISG搭載モデル)」を追加して発売した。価格は1098万円。右ハンドル仕様のみ。

 E 220 d オールテレインは、SUV譲りのデザインや機能、ステーションワゴンの実用性を兼ね備えたクロスオーバーモデル。四輪駆動システム「4MATIC」など、SUV開発の歴史の中で蓄積したオフロード技術を採用し、オールラウンドな走行性能を備えた新型Eクラス唯一の四輪駆動クリーンディーゼルモデル。

 新型Eクラスの伝統と先進性を融合したメルセデス・ベンツの最新デザインを取り入れたエクステリアに、メルセデスのSUVモデルに共通する2本のフィンをあしらったラジエーターグリルをはじめ、前後バンパー下部のシルバークロームアンダーライドガードやブラックのホイールアーチカバーを採用することでSUVらしさを強調。また、専用の19インチアルミホイールを装着するほか、リアは特徴的なツーピース型LEDリアコンビネーションランプを採用した。

 ボディサイズは4960×1890×1495mm(全長×全幅×全高)でステーションワゴンとほぼ同じ全長と全幅となるが、145mmの最低地上高と乗降のしやすさを両立。また、SUVの特徴を持ちつつも、一般的な駐車場に入るボディサイズに収めている。

E 220 d 4MATIC オールテレインの内装

 インテリアは、センターコンソールがダッシュボード下部まで直線的に伸びて融合するデザインとなり、大型ガラス面がセンターから助手席まで広がるデザイン「MBUX スーパースクリーン」はオプションで設定される。シートの座面とバックレストの表面は、インテリアデザイナーが貝殻の有機的な美しさを連想したという形状で、内側から外側へと優美に流れ、縦方向のラインが外側の輪郭に沿って伸び、上に向けて幅を増していくデザインとなっている。

 最新世代のMBUX(メルセデス・ベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)ハイパースクリーンを搭載し、ディスプレイ上の主要アイコンは、よりフラットでシンプルなデザインに変更。サードパーティ製のアプリケーションのインストールを可能にするオペレーティングシステムも新たに開発し、利便性を大幅に向上している。

 また、360°カメラシステムを使い、センターディスプレイに車両のフロント部分下方の路面の映像(フロントタイヤとその操舵方向を含む)を仮想的に映し出すことで、進路上にある大きな石や深いくぼみなどの障害をいち早く確認できる「トランスペアレントボンネット」機能も搭載する。

 パワートレーンは、エンジン単体で最高出力145kW(197PS)、最大トルク440Nmを発生する直列4気筒2.0リッタークリーンディーゼルターボエンジン「OM654M」を搭載。エンジンとトランスミッションの間に配置される電気モーターのISGによって、瞬間最大で17kW(23PS)、205Nmのブーストをかけられ、高トルク&省燃費が特徴のクリーンディーゼルエンジンに、電気による緻密なサポートを組み合わせることで、さらにスムーズな加速感と燃費低減を両立している。