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メルセデス・ベンツ、新型「CLEクーペ」 デザイン刷新&最新世代のMBUXを搭載

2024年3月18日 発売

850万円

メルセデス・ベンツの新型CLE クーペ

 メルセデス・ベンツ日本は3月18日、最新世代の2ドアクーペモデル「CLE 200 クーペ スポーツ」を発売した。右ハンドル仕様で価格は850万円。

 CLEクーペは、革新的なコンセプトとテクノロジーを採用しつつも、クーペならではの美しく伸びやかなデザインや、専用の快適装備とスポーティな走行性能を備えた2ドアクーペモデル。

ボディサイズは4850×1860×1420mm(全長×全幅×全高)で、2ドアクーペのエレガントなイメージとともに、ゆとりある室内空間と高い居住性も確保している

 メルセデス・ベンツの2ドアクーペ伝統のロングホイールベース、ショートオーバーハング、ロングボンネットを採用したプロポーションは、メルセデスデザインの基本思想である「Sensual Purity(センシュアル ピュリティ)」によって磨き上げられたダイナミックかつエモーショナルなスタイリングを形成。

 フロントデザインは、立体的なスターパターンを採用したワイドなAシェイプのフロントグリル、わずかに逆スラントとしたシャークノーズ、スリムなフルLEDヘッドライト(デジタルライト)、空力性能に優れた力強いフロントバンパーによって力強さと美しさを表現した。

 サイドはルーフラインが美しいクーペシルエットを形成しつつ、ヘッドライトとリアコンビネーションランプから伸びる前後ライン、ドアパネル下部を後方に向かってわずかに上昇しながら貫くラインがサイド曲面にエッジを加え、面の美しさを強調。同時に力強く張り出した前後ホイールアーチも引き立て、スポーティかつ精悍なスタイリングを実現した。アルミホイールは標準で19インチ、オプションで20インチを設定している。

 リアも力強く張り出したフェンダーと、先進的なデザインのリアバンパー、左右をダークレッドのトリムでシームレスにつないだ2ピースデザインのスリムなリアコンビネーションランプによって、上質で存在感のあるリアエンドを形成。また、トランクリッド後端にはボディ同色のスポイラーリップを備え、リアエンドにスポーティさを付与している。

導入されるCLE 200 クーペ スポーツ(ISG搭載モデル)は、AMGラインエクステリアとAMGラインインテリアが標準採用となるほか、ボディカラーはマグノ(艶消し)カラーを含む全9色の設定

 インテリアは、ドライビングマインドを刺激する専用開発のスポーティなデザインのフロントシートを採用。シート素材は標準でレザーARTICO(ブラック)、オプションで4色の本革内装を用意し、本革内装は運転席・助手席ともにマルチコントロールシートバックパッケージや、シートベンチレーター(シートヒーター機能含む)も装備し、前席乗員の快適性を向上させた。

サイドの張り出しを強めたCLE専用スポーツシート。優美な曲線を描くバックレストのステッチは、スポーティなシートデザインにエレガントなタッチを加えることで上質さを向上。また、4色から選択可能な本革シートや(シートヒーター機能含む・運転席/助手席)もオプションで用意している
居住性に優れたゆとりある空間を生み出す左右独立式のリアシートを採用。従来型Eクラス クーペに対して室内幅は肩部で54mm(欧州仕様参考値)拡大するなど、後席乗員も快適なクルージングを実現。また、40:20:40の分割可倒式シートで多彩なシートアレンジもできる。ラゲッジスペース容量は420Lを確保

 コクピットは、人間工学に基づいて配置した12.3インチと11.9インチの2つの高解像度ディスプレイを搭載。11.9インチのメディアディスプレイは、ドライバー側に6度傾けたデザインとしてスポーツ感を強調した。また、ダッシュボードのトリムや各操作スイッチパネル、ドアパネル、エアアウトレットなどには64色のアンビエントライトを備えるほか、インテリアトリムには標準でブラウンウォールナットウッド、オプションでブラックオープンポアウッドを設定している。

 第3世代のMBUXを採用し、ルーティン機能の搭載やさらに使い勝手のよくなったメニューや音声認識など大幅に進化。音声アシスタント「Hi, Mercedes」は、Mercedes meアプリ内のオンラインサービスを起動することで、優れた対話と学習機能を発揮。新採用のJust Talk機能によって、音声操作をキーワードの「Hi, Mercedes」を発話せずに行なえるという。

人間工学に基づいて配置した12.3インチと11.9インチの2つの高解像度ディスプレイを採用し、第3世代のMBUXを搭載

 パーソナライゼーション機能では、ユーザー個々のプロファイルを作成し、運転席のシートメモリーやミラー位置の設定、アンビエントライトのカラー設定、お気に入りのラジオ放送局、その他の機能の保存が可能。パーソナルプロファイルへのアクセスは指紋や声による生体認証に対応していて、セキュリティ性も高いとしている。

 また、日々の乗車中に行なう操作の流れを「ルーティン」として組み立て、一定の条件を満たした場合に各種機能を作動させることで、ドライバーの車内での操作負担を軽減する「ルーティン機能」を搭載。あらかじめいくつかのテンプレートが用意されているほか、「室内の温度が12℃以下になった場合はシートヒーターをONにしてアンビエントライトを暖かなオレンジにする」など、ユーザー自らルーティンを作成することも可能という。

 さらに、ユーザーの習慣や状況に応じて、各種情報や機能を流動的かつ予測的に表示する先進的なインターフェース「ゼロレイヤー」を採用。トップ画面上に必要な情報や機能が必要な時に表示されるため、ユーザーはメニュー画面を呼び出し階層をたどったり、画面をスクロールして目的の機能を呼び出したりする必要がなくなるなど、操作負担を大幅に低減する。

 そのほかにも、フロントウィンドウのカメラがとらえた周辺の映像にナビゲーション情報を重ねて表示する「MBUX AR ナビゲーション」、シートベルトの装着を容易にする「ベルトフィーダー」、フレグランス機能・イオナイザー機能、エアフィルター機能など車内環境を良好に保つ「エアバランスパッケージ」はオプション設定。

ロングボンネットに配されたパワードームにより、フロントマスクのダイナミックな印象がより強調されている

 パワートレーンは、最高出力150kW(204PS)、最大トルク320Nmを発生する直列4気筒2.0リッター直噴ターボエンジン「M254」と、トランスミッションの間に配置されている第2世代のISG(Integrated Starter Generator:マイルドハイブリッドシステム)が組み合わされ、短時間となるものの最大で出力は17kW(23PS)、トルクは205Nmの電動ブーストが可能となる。

 トランスミッションは「9G-TRONICオートマチックトランスミッション」を採用。1速~9速までの変速比幅が広く、エンジン回転数が大幅に低減され、優れたエネルギー効率と快適性を両立した。

 また、通常走行時にはしなやかで快適な乗り心地でありながら、ハードなコーナリング時など一定以上の負荷がかかった場合に、瞬時に減衰力を高められるセレクティブダンピングシステムを採用したスポーツサスペンションを標準装備となるほか、路面状況やドライビングスタイルに応じてサスペンションセッティングを調節することで、俊敏なハンドリングと快適な乗り心地を高次元で両立する「DYNAMIC BODY CONTROL サスペンション」と、60km/h以下では、リアホイールをフロントホイールとは逆方向に最大2.5度傾けることで、走行安定性と取りまわしを向上させる「リア・アクスルステアリング」をオプション設定し、よりスポーティでダイナミックなドライビングを実現した。