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ホンダ、中国で新型バッテリEV「e:NP2」発表 「e:NS2」は6月投入
2024年4月25日 14:38
- 2024年4月25日(現地時間) 発表
本田技研工業の中国現地法人である本田技研工業(中国)投資有限公司は4月25日(現地時間)、中国・北京で開催中の2024年北京モーターショーにて、バッテリEV(電気自動車)e:Nシリーズの第2弾となる「e:NP2(イーエヌピーツー)」を発表した。
e:NP2は、中国の四輪車生産販売合弁会社「広汽Honda(広汽本田汽車有限公司)」が4月25日より発売するほか、同じく四輪車生産販売合弁会社である「東風Honda(東風本田汽車有限公司)」は、新型バッテリEV「e:NS2(イーエヌエスツー)」を6月に発売する。
今回発表したe:NP2およびe:NS2は、新たな価値を持つEVを目指し、「動」「智」「美」というe:Nシリーズ共通のコンセプトをさらに磨き上げ、クリーンで知的さを感じる室内空間にあわせて、人とクルマが一体になったような走りを提供することで、爽快な移動体験の実現を目指したという。また、e:NP2は伸びやかでクリーンなデザインで、e:NS2は見る人に刺激を与えるエモーショナルなデザインを採用し、それぞれ異なるスマートな未来感を表現したとしている。
e:Nシリーズ共通コンセプト「動」「智」「美」
今回、ホンダがこれまでに培った独自技術を次世代のドライビングプレジャーへと昇華させ、新価値を具現化する「動」「智」「美」というNシリーズ共通コンセプトをさらに磨き上げたという。
「動」では、e:Nシリーズ専用の「e:N Architecture F(イーエヌ アーキテクチャー エフ)」をベースに、ホンダが培ってきたダイナミクス技術を融合することで、人車一体感のある爽快な走りを実現したほか、IPU(インテリジェントパワーユニット)に大容量バッテリを採用するとともに、バッテリ制御技術や走行抵抗の低減により、e:NP2では545kmの航続距離(中国CLTC基準)を実現した。
「智」では、大型ヘッドアップディスプレイや機能と連動した光の演出などにより、先進的で機能性の高いHMI(ヒューマン・マシン・インターフェース)を開発。また、標準装備となる12.8インチの大型ディスプレイオーディオと、中国におけるEV専用コネクテッド技術「Honda CONNECT 4.0(ホンダコネクト)」の進化により、利便性と快適性を向上させた。さらに、冬場の快適性を向上させるため、エアコンとヒーターの協調制御などで電力消費を最小限に抑え、乗員を効率よく暖めることが可能なインテリジェント・ヒーティングシステムをホンダ車として初めて適用させている。
「美」では、SUVのようなユーティリティの高さとセダンのような流麗なフォルムを両立しつつ、洗練され未来感のあるエクステリアデザインを実現。インテリアは水平基調ですっきりしたインストルメントパネルを導入するとともに、上質な素材に包まれる心地よい空間に仕上げた。また、大型ディスプレイオーディオやスマートフォンのアプリから好みの香りを選択し、その香りを車内へと拡散させるアロマシステムをホンダ車として初めて適用した。
ホンダは2022年に中国で発売した「e:NP1」「e:NS1」を皮切りに、2027年までに10機種のホンダブランドEVの投入を予定するとともに、2035年までにEVの販売比率100%を目指している。