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マツダ、発電用8Cロータリーエンジンを搭載した「MX-30 Rotary-EV Edition R」展示中

2024年5月22日~24日 開催

入場無料(事前登録制)

マツダのシリーズ式プラグインハイブリッド「MX-30 Rotary-EV」、展示車両は特別仕様車のEdition R

 マツダは5月22日~24日の期間、パシフィコ横浜で開催されている「人とくるまのテクノロジー展2024 YOKOHAMA」に、ロータリーエンジンを発電機として使用するシリーズ式プラグインハイブリッド「MX-30 Rotary-EV Edition R」を展示している。

 新型ロータリーエンジン「8C」は、熱効率の最大化を目指してハウジングやローターを完全新設計するなど、基本諸元から新たにゼロベースで開発。発電機として使用するためできる限りコンパクトに設計する必要があり、1ローターとした代わりに排気量はRX-7に搭載されていた「13B」の654ccから830ccへと拡大している。最高出力は53kW/4500rpm、最大トルクは112Nm/4500rpmを発生、ハイブリッド燃料消費率は15.4km/L(WLTCモード)、EV走行換算距離は107kmを達成する。

MX-30 Rotary-EVはエンジンルームや室内を見ることも可能
ローターと電動化の「e」を融合させたエンブレム

 また、SKYACTIVエンジンの開発で培ってきた技術の1つ“直噴化”も導入しているが、これには10種類以上のローターを実際に試作して、実測データを積み上げながらロータリー固有の燃焼メカニズムを見極めた。それを予測シミュレーションに反映しつつ、素早く効率的に燃焼する最適な燃焼室形状を実現できたという。

「MX-30 Rotary-EV」のエンジンルーム
13Bと8Cの部品展示も行なっていて、細部を見比べられる
手前が8Cのローター、奥が13Bのローター

 マツダブースでは、MX-30 Rotary-EVのほかにも、ドライバー・モニタリングやドライバー異常時対応システムなど運転手の見守りと安心を提供する技術や、2030年に向けた経営基本方針、カーボンニュートラル実現への取り組み内容などのパネル展示も実施している。

MX-30 Rotary-EVの構成と特長
MX-30 Rotary-EVの提供価値
マツダブースは、ノースホールのN05