ニュース
モリゾウさん運転のセンチュリーと、センチュリーSUVを先頭に、オートポリスでマイカーパレードラン
2024年7月28日 14:29
モリゾウ選手がスーパー耐久のパレードランに参加
スーパー耐久第3戦オートポリスが7月27日~28日の2日間にわたって開催されている。このオートポリス戦では5時間の決勝レース以外にさまざまなイベントが用意されていたが、27日の予選後に行なわれたのがサーキットコースを市販車で走行可能なパレードラン。台数限定ながら、2500円という価格で予選が終わったばかりのコースを走行できるイベントとなっていた。
このパレードランのXによる告知を見つけて応募したのがモリゾウ選手ことトヨタ自動車会長 豊田章男氏。モリゾウ選手はXでパレードランを「こんなのあるんだ」と驚きとともに見つけ、台数限定と分かったときに2500円のチケットを買うように手配したという。
モリゾウ選手はこのレースに32号車 液体水素カローラで参戦しているが、マイカーパレードランにもエントリー。ドライブしたマイカーは、トヨタ自動車のフラグシップである「センチュリー」であり、そのGRMN版になる。
また、チケットは2枚買ったようで、もう1台のクルマは「センチュリー SUV」。こちらはモリゾウ選手とともにラリーチャレンジに参加しているトヨタ自動車 副会長 早川茂氏が運転する。
ここでスーパー耐久に詳しい方はお気づきだろうが、モリゾウ選手は豊田章男氏としてSTMO(スーパー耐久未来機構)の会長に就任。事務局長には以前理事長を務めていた桑山晴美氏が就き、スーパー耐久は新体制に移行したばかり。本来会長であるモリゾウ選手はチケットを買わずとも出られるような気もするが、SNSで見つけたのがうれしく、限定数でもあったため購入したようだ。
モリゾウ選手としては普通の出席者として申し込んだようだが、パレードランの順番は、センチュリーが先頭に、センチュリーSUVが2番目となり、センチュリーがフロントローに並んだ。これに関しては、「いろいろな力が働いたようだ」(モリゾウ選手)とのこと。イベントの理事長が日本最高峰のクルマでフロントに立つというのは普通である気もするが、いろいろな配慮があった結果、そのような形になった(ただし、ショーファーカーでありながら運転手はモリゾウ選手や早川副会長)。
もちろん、あのモリゾウ選手が運転するということで参加者は大よろこび。モリゾウ選手と記念写真を撮ったり、集合写真を撮ったり、予選後の夕暮れを楽しんでいた。
通常は、高速で走るサーキットを、サーキットとしては低速な80km/h程度で2周走行したモリゾウ選手。ゆっくり走るサーキットには新たな発見があり、勉強になったという。
決勝日朝に豊田章男会長としての囲み取材があったが、そのときに「あのコーナーが……」と、モリゾウ選手自身楽しそうにコース解説をしてくれた。