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大相撲初場所優勝パレードで使用される世界に1台の新型センチュリーSUVオープンカー 白星のボディカラーにしたかったと宮城野親方(元横綱白鵬)

国技館で世界初披露された世界に1台の新型センチュリーSUVオープンカー。宮城野親方(後方左)、芝田山親方(後方右)、豊田章男会長(前)

大相撲初場所から使用される世界に1台の新型センチュリーSUVオープンカー

 大相撲初場所の優勝者が1月28日に決定する。その際、悪天候でなければ実施されるのが優勝者パレード。この優勝者パレードにおいて新しいパレードカーが一般に披露される。

 初場所の優勝パレードから使用されるクルマが、1月13日に報道公開された新型センチュリーSUVのオープンカーになる。この新型センチュリーSUVオープンカーは、宮城野親方(元横綱白鵬)がトヨタ自動車 豊田章男会長にリクエストして実現したもの。これまでは異なるパレードカーが使われていたが、日本の最高級車であるセンチュリー、それも新型のセンチュリーで優勝者をたたえたいという宮城野親方の思いに、豊田会長が応えることで開発がスタートした。

ボディカラーは白星を意味する白1色
宮城野親方と芝田山親方。元力士が2人乗っても余裕の残る後席

 開発責任者である田中義和氏によると、苦労した点は後席に力士が乗る重量対応であるという。新型センチュリーSUVになったことで、力士、親方、後援者3人が後席に座ることができる。その重量を支えるようなサスペンション強化がされている。開発時には、後席に大人8人が乗車しサスペンションテストをしたとのこと。単純計算で500kg程度の重量においてテストが行なわれたことになる。

報道陣の質問に答える田中義和氏。MIRAIの開発者としても知られる

 宮城野親方によると、後援者と一緒にパレードができるのもポイントだといい、より多くの人と優勝のよろこびを分かち合うことができる。また、こだわりポイントとしては、白星を意味するホワイトのボディカラーにしたかったと語り、本来ホワイトはツートーンカラーで設定されているところを、特別に歩ワイド1色で仕上げてもらったという。

センチュリーならではの気品と迫力が同居する
運転席や助手席まわりに、大きな変更は行なわれていない
新型センチュリーSUVオープンカーのサイドシルエット
リアまわり
後席、オープンカーのため後席は簡素に
Bピラー部。Bピラーはオープン化に伴って途中で切断。化粧カバーが付加されている

 新型センチュリーSUVのオープンカーというだけでも世界に1台の特別なクルマだが、ボディカラーを白一色にしたことでも特別なクルマに仕上がっている。

 豊田章男会長は、国技である相撲を15日間戦い抜いた優勝者にセンチュリーを使ってもらうよろこびを報道公開の際に語っており、本日オープンカーでパレードを行なう優勝力士が決定する。

宮城野親方と豊田章男会長