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日立アステモ、二輪車向けステレオカメラの路面検知技術など「EICMA2024」に出展

2024年10月9日 発表

日立Astemoブースの外観イメージ

 日立Astemo(アステモ)は10月9日、イタリア・ミラノで開催されるモーターサイクルショー「EICMA2024」(11月5日~10日開催)の出展概要を発表。二輪車向けADAS技術としてステレオカメラによる路面検知技術など、二輪車の安全・安心やカーボンニュートラルの実現に貢献する技術と製品を紹介する。

 Astemoは、EICMA2024の13ホールA54にて、二輪車の安全・安心のニーズに応える技術として二輪車向け認識用カメラなどのADAS技術やギヤポンプ式車高調整システム、既存二輪ICE車両のフレームにも搭載可能なコンパクトサイズに改良されたe-AxleなどEVシステムソリューションを紹介。また、従来モデルからさらに改良されたブレーキシステムの操作フィーリングを比較体感できるよう、製品を実装させた実車に近い形での展示にて紹介される。

 日立Astemo展示ブースにて展示する主な製品、技術は以下のとおり。

二輪車向けADAS技術

 二輪車向けADAS技術として紹介されるステレオカメラによる路面検知技術は、同社が強みをもつステレオカメラによる検知技術を活用することで、レーダーと単眼カメラを組み合わせたシステムでは提供が困難な路面検知技術やADAS技術に必要な認識性能が提供可能となり、不安定な二輪車の車体挙動の安定制御を向上させることが可能になるという。

 また、車両のデザイン性を考慮してステレオカメラをセパレート型で設置することも可能とし、二輪車の安全・安心に貢献するADAS技術や製品を車両に装着した状態で、実演展示にて紹介される。

e-Axle・EV技術

 e-Axle・EV技術として紹介される小型e-Axleは、コミュータークラスの二輪車両フレームにも搭載可能。パワートレインの省スペース化に寄与することで、バッテリー搭載スペースやラゲッジスペース確保、さらに航続距離、積載性向上にも寄与。二輪車におけるカーボンニュートラルの実現や、二輪車の価値創造に貢献する。

サスペンション技術

 ギヤポンプ式車高調整システムは、走行時や停車時の安心感にもつながる足つき性向上など、シチュエーションや積載量に応じたスムーズな車高調整機能を実現。ギヤポンプ式車高調整システムの機能や効果を体感頂けるよう、実車に実装させた車両にて紹介。

ブレーキ技術

 ブレーキ技術の展示は、従来モデルで好評だったブレーキシステムの効力向上やコントロール性に加え、高温時のレバー剛性変化を抑制した、最新のブレーキシステムを紹介。操作感を比較体感できるよう実車に近い形でブレーキシステムを展示する。