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「TOKYO GX ACTION」山之内すずさんが公式アンバサダーに就任 東京国際フォーラムでキックオフイベント10月13日〜14日開催

2024年10月13日〜14日 開催

「TOKYO GX ACTION」公式アンバサダーに就任した山之内すずさんが3輪電動バイクに乗って登場

2025年のフォーミュラE東京大会で世界に向けて情報発信する「TOKYO GX ACTION」開催

 東京都は10月13日〜14日の2日間、東京国際フォーラムにて「TOKYO GX ACTION」のキックオフイベント「TOKYO GX ACTION BEGINNING」を開催する。同イベントのオープニングセレモニーが10月13日に開催され、TOKYO GX ACTION公式アンバサダーに就任するタレントの山之内すずさんが登場した。

 東京都では「TOKYO GX ACTION」として、2030年のカーボンハーフ、2050年のカーボンニュートラルの実現に向け、化石燃料からクリーンエネルギー中心の社会へと転換するGX(グリーントランスフォーメーション)について、都民一人一人がGXを理解し行動を変えていくことを目指し、年間を通じて最新のGX技術などを広く発信していく取り組みをスタートさせる。2025年5月に開催予定のABB FIAフォーミュラE世界選手権「東京E-Prix」では、大会と合わせた「TOKYO GX ACTION」の大規模イベントも計画されている。

「TOKYO GX ACTION」公式アンバサダーに就任した山之内すずさんがオープニングセレモニーに参加した

 今回、TOKYO GX ACTION公式アンバサダーとして、自身も環境問題への取り組みを発信している山之内すずさんが就任。3輪電動バイクに乗ってステージに登壇した山之内さんは「あ〜ドキドキした! すごい楽しいんですよこれ、よかったです」と感想を話すとともに、「TOKYO GX ACTION」公式アンバサダー就任に対して、山之内さんは「私のできる限りの力を使って、どうにか発信できるように頑張っていきたいなと思いますし、私自身も皆さんと一緒に学んで、これからのことを一緒に考えるきっかけになればいいな」との意気込みを話した。

 また、GXに向けて具体的に取り組む自身の目標について、山之内さんは「ゴミの再利用と東京の未来を。」とのメッセージを公開。オープニングセレモニーの後、自身の「GX ACTION」について語るトークセッションに参加した。

「TOKYO GX ACTION」に対する具体的な取り組みについて、東京都副知事の潮田勉氏は「エネルギーと東京の未来を。」、山之内さんからは「ゴミの再利用と東京の未来を。」とのメッセージが公開された

「TOKYO GX ACTION」のキックオフイベントとして開催される「TOKYO GX ACTION BEGINNING」では「知るから始まる脱炭素」を掲げ、GXはなぜ必要なのか?、GXは我慢ではなく、生活を豊かにするものといったことを伝えるためのイベントとなり、東京国際フォーラムの会場では「モビリティ」「ハウス」「エネルギー」「フード」の4つのジャンルそれぞれにおける解決策の展示や体験、ワークショップを展開。

 モビリティ領域の展示では、日産自動車はフォーミュラEマシンやEV(電気自動車)の「アリア」、本田技研工業は軽EV「N-VAN e:」、三菱自動車工業は軽EV「ミニキャブ EV」、マツダはバイオ燃料を使用する「CX-80 Bio Diesel」といった車両展示も実施している。

フォーミュラE東京大会をアピールするため日産自動車のフォーミュラEマシンを展示
日産はEV「アリア」も展示
マツダはバイオ燃料を使用する「CX-80 Bio Diesel」を展示
ホンダは軽EV「N-VAN e:」と車両の給電システムの活用例を示した
三菱自動車は軽EV「ミニキャブ EV」と同車両の給電システムの活用例を示した

 10月14日のトークセッションには、「フォーミュラEから見えるZEVの魅力」と題してサッシャさんと小林涼子さんが登壇。2025年5月にTOKYO GX ACTIONと同時開催する「フォーミュラE」の競技としての魅力、レースの見どころを紹介するトークセッションも予定されている。

 会場全体としてGX・気候変動対策を、我慢ではなく、脱炭素につながる新しい選択肢として取り入れたくなるものにするため、「物語」形式で理解を進めてもらえるよう、“雑誌 / MAGAZINE”をテーマに世界観を構成。表紙と巻頭特集をきっかけに、歩みを進めていくと現在地球で起きている気候変動の危機が紹介される。

オープニングセレモニーには東京都副知事の潮田勉氏が登壇

 オープニングセレモニーに登壇した東京都副知事の潮田勉氏は、東京都知事 小池百合子氏のコメントを代読し「皆さま、TOKYO GX ACTION BEGINNINGにお越しいただきまして、誠にありがとうございます。気候危機の影響は年を追うごとに深刻さを増しています。今年の夏は東京でも何度も猛暑日となり、熱中症の警戒アラートが連日発表されました。台風をはじめ、風水害が頻発し、日本各地で多くの浸水被害が発生しています。ゲリラ豪雨や線状降水帯という言葉も毎日のように耳にします。気候変動が私たちの生活や命にも関わる状況だということを多くの皆さまが実感していることでございましょう」。

「この人類共通の課題の解決に向けて、化石燃料からクリーンエネルギー中心の社会へと転換するグリーントランスフォーメーション”GX”を進めていかなければと、東京都は今年度からTOKYO GX ACTIONを展開していきます。今回のイベントのほかにも、年間を通じて小中高校生向けの出張授業や、インフルエンサーを活用した広報など、来年5月には電気自動車のF1と言われるフォーミュラEが再び東京で開催されます。この東京大会に合わせて、GXをより一層普及させていくための大規模なイベントも考えております。今日のイベントでは、ハウス、モビリティ、フード、エナジーの4つの分野に分けて最新のGX技術を展示しています。フォーミュラEのレーシングカーもぜひご覧ください。GXを親子で学べるワークショップもあります。ステージでは山之内すずさんをはじめ、多彩なゲストによるトークイベントやライブなどが繰り広げられます。1人ひとりがGXの必要性を理解し、行動を変えることでゼロエミッション東京を実現していきましょう」とコメントを読み上げた。

会場ではDXへの取り組みについて「モビリティ」「ハウス」「エネルギー」「フード」の4つのジャンルに関する最新の技術や取り組みを紹介している
インフレータブル構造(空気圧により膨らむ風船構造)で作られた新しい電動モビリティ「Poimo」の試乗コーナー
屋外のキッチンカーではGXに取り組むフードを食べられる