東京都、ZEV補助金受付開始　EVやPHEV購入で最大55万円補助、再生可能エネルギー電力導入で最大85万円補助も

　東京都は、バッテリEV（電気自動車）、PHEV（プラグインハイブリッド車）、FCEV（燃料電池車）といったZEV（ゼロエミッションビークル）の普及促進に向けて、2023年度の車両購入費補助を4月28日より開始した。

　東京都の補助対象車両となるのは、国の補助金（クリーンエネルギー自動車導入促進補助金）の対象となるZEVで、2023年4月1日以降に初度登録された自動車（2023年3月31日以前に初度登録された自動車を申請する場合は初度登録日の年度で規定された補助額が適用される）。

　基本補助額は、給電機能の有無により補助額が設定され、補助額の例としては、給電機能付の車両を個人が購入した場合、バッテリEVで45万円、PHEVで45万円、FCVで110万円の補助を受けられる。さらに、自動車メーカー別の上乗せ補助額（ZEV普及特別支援制度）として、日産、三菱、テスラブランドの車両で10万円、トヨタ、レクサス、BMW、MINI、ボルボ、ホンダ、マツダ、プジョー、シトロエン、DS、ジープ、フィアット、アバルト、アルファロメオブランドの車両で5万円が上乗せ補助される。

　さらに、EV、PHEV、FCVそれぞれに再生可能エネルギー電力導入による上乗せ補助額が設定されており、補助額の例としては、個人がバッテリEVを購入し、再エネ100％電力契約で15万円、太陽光発電設備設置（発電出力2kW以上）を導入している場合で30万円、いずれかの上乗せ補助が受けられる。

　なお、高額車両（税別840万円以上）については、基本補助額、自動車メーカー別の上乗せ補助額、再生可能エネルギー電力導入による上乗せ補助額の合計額に0.8を乗じた額が補助額となる。

　申請受付期間は、2023年4月28日から2024年3月29日まで、詳細については東京都地球温暖化防止活動推進センターが用意した「特設Webサイト」で確認してほしい（準備でき次第受付開始）。