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パナソニック オートモーティブシステムズ、マグナに対する特許権侵害訴訟で和解 特許クロスライセンス契約を締結
2025年2月3日 16:58
- 2025年2月3日 発表
パナソニック オートモーティブシステムズは2月3日、マグナ(Magna Electronics Inc./Magna International Inc.)と、車載製品に関する特許クロスライセンス契約を締結したと発表した。両者は、特許権侵害訴訟について協議を続けてきたが、車載製品に関する特許クロスライセンス契約を締結することで和解し、係属中の対象訴訟をすべて取り下げることに合意した。
パナソニック オートモーティブシステムズでは、2021年3月にMagna International Inc.の製品が、パナソニック オートモーティブシステムズが所有する自動車の先進運転支援システム(ADAS)に関する特許を侵害しているとして、米テキサス州連邦地裁と独ミュンヘン地裁において提訴。一方、Magnaもパナソニック オートモーティブシステムズの製品に対して特許侵害を主張する反訴を提起していた。
今回締結された特許クロスライセンス契約により、両社はそれぞれの特定の特許技術を相互に利用することが可能となる。なお、契約条件は当事者間の秘密情報。
パナソニック オートモーティブシステムズでは技術革新と市場競争力のさらなる向上を目指すとし、今後も自社知的財産権の保護と活用を通して、企業価値の向上に努めていくとしている。
パナソニック オートモーティブシステムズの代表取締役副社長(CTO、知的財産担当)である水山正重氏は、「この契約は、当社およびパナソニックグループで蓄積した技術力と知的財産をさらに強化し、グローバル市場での競争力を高める重要なステップです。今後もより革新的な製品を提供し、お客さまの期待に応えていきます」とコメントしている。