日産、新リーダーシップ体制発表 執行役員廃止などポジション2割削減でフラットな執行職体制へ移行

3月11日に「今月末をもって職を退く」と発表した日産自動車株式会社 代表執行役社長兼最高経営責任者（CEO）の内田誠氏

　日産自動車は3月19日、同社のターンアラウンドの取り組みを推進する4月1日付けの新たなリーダーシップ体制を発表した。

　今回の発表は、3月11日に発表した新経営体制に続くもので、日産は“意思決定の迅速化と効率化”を図るため、階層のないフラットな執行職体制に移行。これまでの執行役員は執行職（管理職層の最上位級）となり、ポジションも約2割削減することで、スリムで境目のない組織を目指す。

　また、日産は組織の階層を簡素化しながら、1人ひとりの責任範囲を拡大することで、意思決定のスピードを向上させつつ、各地域への権限移譲を進め、組織内の役割と責任を明確化するとしている。

新たに就任または担当領域変更がある執行職

新たに就任または担当領域変更がある理事

退任する執行役員と理事

4月1日からの新社長を任命されている日産自動車株式会社 チーフ プランニング オフィサー イヴァン・エスピノーサ氏