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トヨタ、日本150台限定のスープラ特別仕様車「A90ファイナルエディション」抽選受付開始 RZグレード一部改良も
2025年3月21日 13:30
- 2025年3月21日 発表
- RZ:800万円
- A90 Final Edition:1500万円(限定300台/日本割り当ては150台)
TOYOTA GAZOO Racing(トヨタ自動車)は3月21日、「スープラ(A90)」のRZグレードを一部改良して発売した。価格は6速MT、8速ATともに800万円。
また、日本と欧州あわせて限定300台の最終モデルとなる特別仕様車「A90 Final Edition(A90ファイナルエディション)」の抽選受付も開始した。日本への割り当ては150台で、価格は1500万円。受付期間は3月21日~4月13日までで、当選発表は5月9日予定。
現行スープラ(A90)は、マスタードライバーのモリゾウこと豊田章男会長の強い想いで2019年に17年ぶりに復活したモデル。発表時に豊田会長は、「ニュルブルクリンクでの運転訓練で長い時間を一緒に過ごしたスープラは、自分にとって『特別な旧友』のような存在です。当時ニュルブルクリンクで他のメーカーが発売前のプロトタイプカーを走らせている中、私たちはすでに生産を終了した古いスープラ(JZA80)でしか走ることができず、とても悔しい想いをいたしました。スープラ復活を待ち望んでいたのは世界中の多くのファンだけでなく、私も『スープラを復活させたい』という想いを密かに持ち続けていました。新型GRスープラは、ニュルブルクリンクで鍛えられ、生まれたクルマです。走る楽しさ以上の経験を提供できるクルマになったと、自信を持ってお伝えします」と述べている。
またスープラは、2019年の発売以降も進化をし続け、2020年と2022年に一部改良モデルを発売。そして今回「さらなる一体感のある走り」を追求し、RZグレードを一部改良したモデルと、スープラの集大成となる究極・最高の性能・仕様を備えた特別仕様車「A90 Final Edition」が発売される。
RZグレードの一部改良モデルは、市街地からワインディング、サーキットまで存分に走りを楽しめるよう、「さらなる一体感のある走り」を追求。安心・安全のためのブレーキ性能を向上させたうえで、ボディ、サスペンション、シャシー剛性の向上およびチューニングの最適化、空力性能の改善が施された。
また、特別仕様車「A90ファイナルエディション」は、世界中のスープラ好きユーザーへ感謝を込め、現行スープラの集大成としてエンジン出力・トルクを向上したほか、ブレーキやボディ剛性を強化し、レーシングカーに多く採用されるKW製サスペンションシステムやハイグリップタイヤを採用するなど、走りに関する様々な要素をアップグレードすると同時に、進化に合わせた最適なチューニングを行ない、究極・最高の性能・仕様を実現した1台。
なお、A90ファイナルエディションのスペックは、すでに2024年11月の発表時に公表されているが、今回の発表では最高出力が320kW(435PS)/6000rpm→324kW(441PS)/6000rpmに、最大トルクが570Nm/4500rpm→571Nm/4500rpmに改められている。
さらに、2025年4月12~13日に岡山国際サーキットで開催される「2025 AUTOBACS SUPER GT Round1」にて、スープラのRZグレードの一部改良モデルおよび特別仕様車「スープラA90 Final Edition」を展示する予定という。