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TDK、マクラーレンF1/FEレーシングチームとともに未来のエンジニアに向けた「TDKの究極テクノロジー体験」実施

2025年5月8日 発表
日本とイギリスを巡る「TDKの究極テクノロジー体験」

日本のプログラムで最優秀だったチームをイギリスに招待

 TDKは5月8日、日本の未来のエンジニアたちに向けた特別プログラム「究極のTDKテクノロジー体験」を、NEOM McLaren Formula E チーム・McLaren Shadow F1 Sim Racing チームとともに実施すると発表した。

 このプログラムは、エンジニアを志す学生を日本とイギリスで開催される特別なテクノロジー体験に招待するというもの。5月8日~6月30日の期間、2027年3月に日本国内の大学、大学院、高等専門学校を卒業・修了見込みの人からの応募をWebサイトで受け付けている。対象学科は電気・電子・物理・化学・材料・機械・情報・数学・経営工学の全学部全学科。

 6月20日~22日に開催される日本のプログラムでは、応募者の中から選考された30名をTDK最大の開発拠点となる千葉県のTDK八幡テクニカルセンターに招待。参加者はハッカソン形式で「テクノロジーを通じてどう現実社会課題を解決するのか」といった課題を解決する提案を、同世代の仲間たちとチームを組み、議論・プレゼンする。

 最優秀チームはイギリスへ招待され、McLaren Racingが提供するさらなるテクノロジー体験が贈られる。

 イギリスでは、マクラーレンの最先端技術開発拠点であるイギリスのテクノロジーセンターのツアーのほか、McLaren Shadow F1 Sim Racing チームとの議論も行ない、成功するレーシング組織を運営するために必要な視点などが学べるとのこと。

 さらに、ABB FIA フォーミュラE 世界選手権 ロンドンE-Prixでトラックサイドへ訪問し、NEOM McLaren Formula E チームのエンジニアたちが行なう、本番のレース直前の準備、ガレージでのオペレーションを現場で体感。一流のレースエンジニアたちとの対話と通じて、技術が実際のレースシーンでどのように使用されるかを理解し、トップチームに貢献するエンジニアたちの必要な心構えと視点などを学んでいく。

TDKは「テクノロジー企業として、特別な体験プログラムをNEOM McLaren Formula E チーム・McLaren Shadow F1チームとともに提供できることをうれしく思います」とコメント

 なお、5月17日~18日に行なわれる東京E-Prixに向けて、NEOM McLaren Formula E チームのレーシングカーを5月12日~18日に渋谷パルコ前に展示。多くのファン、学生、一般の人々が最先端の全電動レーシングカーを間近で見るための貴重な機会を提供するとしている。