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ダイハツ、「ミラ イース」を一部改良して2WD(FF)車で燃費35.2km/Lを実現

アトキンソンサイクル化やデュアルインジェクターなどで熱効率をさらに向上

ミラ イース G“SA”
2014年7月9日発売

76万6286円~131万6572円

 ダイハツ工業は7月9日、軽自動車「ミラ イース」の一部改良を行った。価格は76万6286円~131万6572円。

モデルエンジン変速機駆動方式価格
D直列3気筒 DOHC 0.66リッターCVT2WD(FF)766,286円
L915,429円
L“SA”966,857円
X1,028,571円
X“SA”1,080,000円
G“SA”1,213,715円
Lf4WD1,018,286円
Lf“SA”1,069,714円
Xf1,131,429円
Xf“SA”1,182,857円
Gf“SA”1,316,572円
燃料の微粒化で燃焼安定化を図るデュアルインジェクター

 今回の一部改良ではエンジンを大幅にブラッシュアップ。圧縮比を11.3から12.2に高圧縮比化して熱効率を向上させ、さらに混合気のタンブル強化を目的に吸気ポートを改良。高着火スパークプラグの採用によって点火初期火炎を拡大し、熱効率を追求している。また、高圧縮比に伴うノッキングの発生を回避するため、アトキンソンサイクル化、デュアルインジェクターの採用などを実施。アトキンソンサイクル化ではポンピングロスの低減、デュアルインジェクターの採用では燃料の微粒化による燃焼安定化も同時に実現している。

 さらに走行時の空気抵抗を低減させるため、リアタイヤ前にも「タイヤディフレクタ」を設定。「エコ発電制御」では発電制御の見直しを行い、減速時の発電量をより高めて加速・走行時の発電を抑制。エンジン負荷を低減させてロスを減らしている。これらの改善により、2WD(FF)車では燃費を従来の33.4km/Lから35.2km/Lまで向上させ、ガソリン車トップとなる低燃費を実現。4WD車でも32.2km/Lとなり、卓越した環境性能にいっそうの磨きをかけている。

 このほか、「X/Xf」「X“SA”/Xf“SA”」「G“SA”/Gf“SA”」といった上位グレードに、インテリアの上質さを高める「ブラックインテリアパック」を新たにオプション設定。ブラックシート表皮などによるシックな室内演出を選べるようになった。

「ブラックインテリアパック」車には革巻ステアリングホイール(メッキオーナメント付)が装着される
「ブラックインテリアパック」車はシート表皮が黒になり、G“SA”は16cm 4ドアスピーカーも追加される

(編集部:佐久間 秀)