ニュース

アウディ、レーザーハイビーム搭載の「R8 LMX」をWECでジャパンプレミア

全世界99台限定で日本市場には6台導入。価格は2905万円

世界限定99台の「R8 LMX」。ボディーカラーは「マコウブルークリスタルエフェクト」
2014年10月中旬以降納車

2905万円

 アウディ ジャパンは、全世界で99台限定となるR8の限定車「R8 LMX」を日本市場に6台限定で導入すると発表した。価格は2905万円でハンドル位置は左のみ。また、10月10日~12日に富士スピードウェイ(静岡県駿東郡)で開催される「WEC(世界耐久選手権)第5戦 富士6時間耐久レース」の会場でジャパンプレミアを行うことも合わせて発表された。

 R8 LMXの大きな特徴は、ヘッドライトに搭載された「レーザーハイビーム」。1月に開催された「2014 International CES」で世界初公開されたPHV「スポーツ クワトロ レーザーライト コンセプト」(関連記事)に搭載された技術を、限定車ながら市販モデルに投入している。

 このレーザーハイビームは、日本市場でも3月から発売されている新型「A8」シリーズに採用されている「マトリクスLEDヘッドライト」にも使う「オールLEDヘッドライト」とレーザーモジュールを組み合わせて使用。レーザーモジュールは4個のハイパワーレーザーダイオードによって構成され、オールLEDヘッドライトの2倍の範囲を光で照らし出す。また、450nm(ナノメートル)という波長の青色レーザービームは蛍光体コンバーターによって変換され、ドライバーが明暗のコントラストを視認しやすく、路面照射に適した5500K(ケルビン)の白色灯となる。これにより、夜間走行時の疲労軽減が期待できるという。

 このほかにR8 LMXでは、アウディ エクスクルーシブ プログラムで用意される「マコウブルークリスタルエフェクト」のボディーカラー、カーボン仕様のサイドフリック、サイドミラー、リアウイング、ディフューザー、エンジンカバーなどをエクステリアデザインに採用。インテリアはブラックを貴重にブルーのアクセントを施した基本デザインとなり、ファインナッパレザー仕様の黒いバケットシートにはセパンブルーのダイアモンドパターンステッチを施している。

レーザーハイビームはオールLEDヘッドライトより遠方まで照らし出す
R8 LMXに採用されるヘッドライトユニットのパーツ構成。レーザーモジュールは4個のハイパワーレーザーダイオードによって構成される
セパンブルーのダイアモンドパターンステッチを施すバケットシートを装着

(編集部:佐久間 秀)