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ホンダ、インドの二輪車工場に生産ライン新設 2027年に約700万台へ生産能力拡大
2025年5月22日 17:37
- 2025年5月22日 発表
本田技研工業は5月22日、インドの二輪車生産・販売現地法人ホンダモーターサイクルアンドスクーターインディアプライベート・リミテッド(以下、HMSI)が、グジャラート州アーメダバード地区ヴィッタルプールにある第四工場に第四生産ラインを新設したと発表した。
第四生産ラインは2027年に稼働予定で年間生産能力は65万台、第四工場全体では261万台となり、ホンダにおいて世界最大の二輪完成車組み立て工場になるという。また、HMSI全体での年間生産能力は、第四工場の第四ラインに加え、今後その他の工場でも予定しているさらなる生産能力の拡大により、現在の614万台から2027年には約700万台となる見込み。
現在、HMSIではインド国内4か所に生産工場を保有しており、年間生産能力の合計は614万台。また、累計の生産台数は2001年の生産開始から25年目となる今年の4月に7000万台を達成している。第四工場は、2016年2月に年間生産能力60万台で稼働を開始し、同年6月には第二ラインの稼働により生産能力は120万台に拡大。さらに2024年1月には第三ラインも稼働し、現在は年間196万台の生産能力を有する。
今回、第四工場の敷地内に125ccクラスの二輪車を年間65万台生産できる第四ラインを建設、投資金額は約92億ルピー(1ルピー=1.75円、日本円で約161億円)で、これにより1800人の新規雇用を創出し、第四工場全体の生産能力は261万台となり、ホンダにおいて世界最大級の二輪完成車組み立て工場になる。
HMSI社長の大谷包氏は「ホンダは、この世界最大の二輪市場において長きにわたり、お客さまの喜びの拡大を目指して投資を続け、生産能力の拡大をしてまいりました。25年目を迎える今年、皆さまのご支援の下、HMSIは累計生産7000万台の節目を迎えることができました。今回の第四工場における追加投資により、ホンダにご期待・ご信頼をいただいている世界中のお客さまへ、魅力ある商品とサービスをお届けし、インド二輪事業のさらなる盤石化を進めていきます」とコメントしている。