ニュース
パナソニックの戸建てEVユーザー向けアプリ「おうちEV充電サービス」説明会 専用電力プランを選べる「IoT制御モジュール」登場
2025年7月2日 18:26
- 2025年7月2日 開催
パナソニック エレクトリックワークス社は7月2日、2025年2月25日よりサービスを開始した戸建てEVユーザー向けアプリ「おうちEV充電サービス」の体験会を開催した。
体験会では、パナソニック エレクトリックワークス社 電材&くらしエネルギー事業部 新規ソリューションセンター インキュベーション推進室 おうちEV充電チーム 山本悠斗氏が登壇し、「おうちEV充電サービス」に連携する専用IoT制御モジュールとして、Natureより「NatureEVswitch」(10月31日発売予定)が登場することにあわせて、「おうちEV充電サービス」について説明した。
パナソニック エレクトリックワークス社が取り組む「おうちEV充電サービス」は、EVを導入検討する人から実際に使用する人まで、EVユーザーのカーライフをワンストップでサポートしようというスマートフォンアプリ。2025年2月25日のサービス開始から、6月時点で約7000ダウンロードを実現した。
これまでパナソニックが取り組んできた充電設備といったハードウェアの提供だけでなく、EVユーザーに向けて、電力事業者や保険会社などの提携企業との協業により、さまざまサービスを提供するサービスプラットフォームとなることを目指している。
現時点でのサービスの中心となる電気料金プランに関わるサービスには、提携電力会社として「idemitsuでんき」「SymEnergy」「エネワンでんき」「ミツウロコグリーンエネルギー」「octopus energy」「丸紅新電力」といった電力事業者が参画。おうちEV充電サービスの限定プランや限定割引を用意する事業者もいる。
今回、「おうちEV充電サービス」に連携して、Natureより発売されるIoT制御モジュールは、自宅のEVコンセントを「IoT EVコンセント」にすることができるもの。夜間等の特定時間帯が割安の電気料金プランを契約できるほか、IoT制御モジュールとアプリ連携により外出時にアプリから充電不可設定として盗電の防止、夕刻など電力使用量が集中している時間を避けたオフピーク充電をするといったことも可能になるという。
2030年に約10億円のサービス売上を目指す「おうちEV充電サービス」
2025年のEV累計出荷台数が約90万台で、2030年にはEV累計出荷台数は約300万台以上になるとの推計があり、パナソニック エレクトリックワークス社では、そうした環境に合わせて「おうちEV充電サービス」で提供していくサービスの拡大を計画。今後の目標としては、2025年はアプリ累計2万5000ダウンロードを目指し、そして2030年にはアプリ累計100万ダウンロード、ハードウェア売上を除いたサービス売上で約10億円を目指すという。
山本氏は「これからもたくさんのパートナーさまと繋がりながら、EVライフを賢く使っていただけるようなところを目指してやっていきたいなと思っております」と述べ、今後の展望について、「現在6月には7000ダウンロードで、これを2030年までに100万ダウンロードを目指してやっていきたいと思っております。また、その時にはプラットフォームとして、より機能しているものを目指しておりまして、電池劣化の抑制といったところにも弊社として取り組んでいきたいなと思っております」との意気込みを述べた。































