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KDDI、点群データから3D画像を生成する「3DGS」の活用事例 スーパーフォーミュラ「金曜パートナーDAY」に出展
2025年7月19日 09:59
- 2025年7月18日 開催
KDDIは7月18日、富士スピードウェイで開催されたスーパーフォーミュラ「金曜パートナーDAY」の「技術セッション」に出展。スマートフォンやカメラ、ドローンなどで撮影した点群データから3D画像を生成する技術「3DGS(3D Gaussian Splatting)」を紹介する展示を行なった。
「3DGS」は2023年8月に発表された新技術で、これまでの「フォトグラメトリー」技術と比較して複雑な形状や滑らかな表面を表現でき、よりリアリティのある表現が可能という。
会場では「3DGS」で表現されたサーキット空間をスーパーフォーミュラのマシンで走行することができるシミュレータを用意。広大なサーキットの3DGSが、スムーズに描画されるようすを体験できるようにしていた。
「3DGS」では、KDDIの技術によりドライバー視点の画質への影響度合いに応じて点を間引くことで、トータルで60%の点数を削減。これにより、画質を下げることなく2倍高速・50%軽量な描画を実現したという。
KDDIが展開する通信事業では通信回線で効率的に情報を伝送することが求められるため、データ品質を落とすことなくデータ量を削減するといった同社技術の応用例を示していた。


