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ホンダ、ジャパンモビリティショー2025に陸・海・空のモビリティや関連技術・コンセプトモデルを出展

2025年8月28日 発表
ブースイメージ

 本田技研工業は8月28日、「Japan Mobility Show 2025(ジャパンモビリティショー)」(プレスデー:10月29日~30日、一般公開日:10月31日~11月9日)の出展概要を発表。二輪車・四輪車・パワープロダクツ・航空機などホンダが提供するさまざまなモビリティとその関連技術、コンセプトモデルを出展する。

 出展内容に関しては、今後、開幕まで段階的に情報を公開していく予定。今回は、第1報として、ホンダブースのコンセプトと展示モデルの一部が公開されたほか、日本自動車工業会が主催するメインプログラムへの出展概要が紹介された。

ブースで“夢”の力が生み出した「陸・海・空」の幅広いモビリティを展示

 ホンダは創業以来、夢を原動力に、技術と独創的なアイデアで、総合モビリティカンパニーとして人と社会の可能性を広げるモビリティの創造にチャレンジしてきた。

 今回のブースでは、最新の技術で“夢”をかたちにした四輪・二輪の製品を中心に、「陸上」だけでなく、「海」や「空」でも活躍する幅広いホンダのモビリティを展示する。

 具体的には、2026年にグローバル市場への投入を予定しているEV(電気自動車)「Honda 0(ゼロ)シリーズ」を出展するほか、現在販売中の二輪車・四輪車も展示。さらに、「空」の領域では、2023年に続いて小型ビジネスジェット機「HondaJet Elite II」の実物大インテリアモックアップモデルを、実際に機内に入って室内空間を体感できる方法で展示する。

 なお、すべての展示コンテンツは、9月末に発行予定のニュースリリースと、Honda Japan Mobility Show 2025特設サイトで案内される。

展示モデルの一部(一部のみ先行公開)

四輪

・Honda 0 SALOON Prototype ※ジャパンプレミア
 Honda 0シリーズのフラグシップである「Honda 0 SALOON(サルーン)」は、新開発のEV専用アーキテクチャーをベースに、Honda 0シリーズの開発アプローチである「Thin, Light, and Wise.(薄い、軽い、賢い)」を具現化する数々の次世代技術を搭載する。

Honda 0 SALOON Prototype

・Honda 0 SUV Prototype ※ジャパンプレミア
 Honda 0シリーズの第1弾となる、中型SUVのプロトタイプ。Thin, Light, and Wise.のアプローチをSUVに適用することで、空間を拡張し、開放的な視界と自由度の高い広々とした居住空間を実現している。

Honda 0 SUV Prototype

二輪

・CUV e: ※市販モデル
 交換式バッテリ「Honda Mobile Power Pack e:(モバイルパワーパック イー)」を動力用電源に採用した、原付二種(第二種原動機付自転車)の電動二輪パーソナルコミューター。

CUV e:

・レブル1100 S Edition Dual Clutch Transmission ※市販モデル
 デュアル・クラッチ・トランスミッション(DCT)を搭載した大型クルーザーモデル。

Rebel 1100 S Edition Dual Clutch Transmission

多様なモビリティ

・HondaJet Elite II(実物大インテリアモックアップモデル)
 従来のHondaJet Eliteからのパフォーマンスをアップグレードし、機能美を追求することで、究極のオーナーシップ体験と快適性を実現した小型ビジネスジェット機。

HondaJet Elite II

・大型船外機 BF350 ※市販モデル
 高出力・低燃費を両立し、さまざまなデザインの舟艇にもマッチしやすいシンプルかつクリーンなスタイリングを採用したホンダ船外機のフラグシップモデル。

BF350

日本自動車工業会主催のメインプログラムに出展

Tokyo Future Tour 2035 ~モビリティの未来の姿にワクワク~

 未来におけるモビリティの活躍や日本の未来にワクワクできるプログラム。10年後の近未来の技術や、それによってもたらされる生活の変化を体感できる。

 ホンダは、電動ロボット芝刈機/草刈機「Miimo(ミーモ)」シリーズや、座ったまま体重移動するだけで移動できる着座型のパーソナルモビリティ「UNI-ONE(ユニワン)」などの出展を予定している。

Mobility Culture Program ~モビリティそのものにワクワク~

 人々の生活に深く根ざし、ワクワクをもたらす存在であり続けてきた二輪車・四輪車を中心に、さまざまなモビリティとそれらが持つストーリーに焦点を当てた、モビリティショーならではのプログラム。

 ホンダは、1988年にFIA フォーミュラ・ワン世界選手権(F1)で16戦中15勝という当時の最多勝利記録樹立とコンストラクターズ、ドライバーズのダブルタイトルを獲得した「マクラーレン・ホンダMP4/4」を展示。二輪では、1994年FIM ロードレース世界選手権 GP500クラスのチャンピオンマシン「NSR500」などの展示を予定している。

Startup Future Factory ~モビリティのビジネスにワクワク~

 未来を担うスタートアップ企業の最先端の技術とユニークなアイデアが一堂に会し、モビリティ産業の次世代ビジネスに向けた共創活動を見られるプログラム。

 ホンダは、従業員の持つ独創的な技術・アイデアをかたちにして、社会課題の解決と新しい価値の創造につなげる新事業創出プログラム「IGNITION」ブースの出展を予定している。

Out of KidZania in Japan Mobility Show

 職業・社会体験施設「キッザニア」とのコラボレーション企画。小学生を対象に、モビリティ産業に関わる多様な仕事を楽しみながら体験できるコンテンツ。

 ホンダは、UNI-ONEの構造や利活用に向けた事業企画提案を楽しみながら学べる体験型コンテンツの提供を予定している。

 なお、各プログラムの詳細と展示内容については、9月以降に日本自動車工業会からの案内を予定している。

Japan Mobility Show 2025開催概要

主催:一般社団法人 日本自動車工業会
会期:プレスデー10月29日~30日/一般公開日10月31日~11月9日
会場:東京ビッグサイト(江東区・有明)