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ロールス・ロイス、春を「儚さ・幻想・花」で表現した3種類の「スペクター・インスパイアード by プリマヴェーラ」
2025年8月28日 17:17
- 2025年8月26日(現地時間) 発表
ロールス・ロイス・モーター・カーズは8月26日(現地時間)、Primavera(プリマヴェーラ:春)から着想を得たモデル「SPECTRE INSPIRED BY PRIMAVERA(スペクター・インスパイアード・バイ・プリマヴェーラ)」を発表した。「エヴァネッセント(Evanescent:儚さ)」「レヴェリー(Reverie:幻想)」「ブロッサム(Blossom:花)」の3種類が設定され、2026年初旬まで注文可能で、2026年春に納車開始予定。
スペクター・インスパイアード・バイ・プリマヴェーラには、ロールス・ロイスのビスポーク・デザイナーによって1つひとつ手描きされ、その後デジタル化された春の象徴である桜のモチーフが、エクステリアとインテリアにあしらわれている特注モデル。
満開の桜の枝を描いたコーチライン・モチーフがボディサイドに描かれるほか、花びらが徐々に開き、春の光を迎える姿を連想させつつ、自然の生命力を精緻なデザインでさりげなく表現したプリマヴェーラ専用の23インチアロイホイールを装着。
桜のモチーフはインテリアにも採用され、イルミネーテッド・トレッドプレートには「SPECTRE Inspired by Primavera」の名が刻まれ、ヘッドレストには花びらの形状を捉えた彫刻的なシルエットを基調とした刺繍が施されている。
また、ブラックウッドのフェイシアとセンターコンソールには、大きく枝を広げ咲き誇る桜のモチーフが刻まれるが、これは37種類の異なるレーザー密度を試し、磨き上げられた木の表面に対して調和の取れたコントラストを生み出し、ディテールを損なわずに仕上げを保つことができる特別な研磨工程を開発したことで実現したという。
さらに、北半球の春に移り変わる星座にインスピレーションを得たという、牛飼い座、獅子座、乙女座からなる「春の大三角形」が描かれるほか、1台につき4796個のイルミネーションを手作業で配置した「スターライト・ドア」と、5500個を超える星々を抽象的に表現しながらSPECTRE(スペクター)のロゴを際立たせる「イルミネーテッド・フェイシア」も備えている。
Evanescent(儚さ):輝く美
エヴァネッセントという名の由来は「春の儚さと美しさ」で、車両のデザインは、野生の花々の奔放な美しさから着想を得ていて、鮮やかな色彩とさまざまな形で彩られている。ボディカラーは、クリスタル・オーバー・アークティック・ホワイトで、コーチライン、桜のモチーフ、ホイールセンターキャップのピンストライプ、ブレーキ・キャリパーは、イタリア語で特徴的な青緑色の宝石「トルコ石色」を示すトゥルケーゼを採用。また、トゥルケーゼはインテリアにも使用していて、グレース・ホワイトのレザーに鮮やかなアクセントを加えている。
Reverie(幻想):自然の目覚め
レヴェリーは、春の精神的な意義を探求し、新たな始まり、生命力、そして再生とのつながりを表現。その名にふさわしく、穏やかで絶対的な安らぎと静けさに満ちた夢のような雰囲気に包み込まれている。
エクステリアはダックエッグ・ブルー仕上げで、コーチラインと桜のモチーフ、ブレーキ・キャリパーやホイール・センターキャップのピンストライプはフォージ・イエローを採用。インテリアは純粋さを追求し、グレース・ホワイトとチャールズ・ブルーのレザーに鮮やかなフォージ・イエローのアクセントを組み合わせている。
Blossom(花):再生の季節
ブロッサムのボディカラーは、早春に咲く花々の豊かさと希少性からインスピレーションを得た深みのある表情豊かなヴェルヴェット・オーキッド・メタリックを採用。コーチラインと花のモチーフブレーキ・キャリパーとホイールセンターキャップのピンストライプには、フォージ・イエローを取り入れている。インテリアは、グレース・ホワイトのレザーに鮮やかなピオニー・ピンクのアクセントを組み合わせ、フォージ・イエローのパイピングが躍動感を付与している。




















