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豊田章男会長、モビリティのテストコースであるウーブンシティのオープンを宣言 あいさつ全文を紹介
2025年9月25日 19:00
- 2025年9月25日 発表
9月25日、モビリティのテストコースであるウーブンシティのオフィシャルローンチに合わせてウーブン・バイ・トヨタはイベントを開催。そこにトヨタ自動車 代表取締役会長 豊田章男氏が登壇し、ウーブンシディのオープンを宣言した。
ウーブンシティでは、プロダクトやサービスを開発・実証する企業・個人は、Inventors(インベンター/発明家)と呼び、ウーブンシティに住む住人やワンデイのビジターはWeavers(ウィーバーズ)としてプロダクトやサービスのフィードバックを行なう。豊田章男会長は、ウーブンシティに住む住人としてマスターウィーバーになったことを紹介。マスターウィーバーの役割は、勝手に町内会長を名乗っている近所のおじさんであり、「これやってみたいを誰より大きな声で言う人」と紹介した。
以下に豊田章男会長のあいさつ全文を紹介する。
豊田章男会長あいさつ
みなさんこんにちは。この町に引っ越してまいります。マスターウィーバーの豊田章男でございます。私の理解は、世話を焼くのが大好きな自称町内会長というところかなと思っております。勝手に町内会長を名乗っている近所のおじさんと思っていただければと思います。
あと、やはりここは町というより、未来のためのテストコースです。そういう意味では、コースの管理人、管理人といっても、あれやっちゃダメ。これやっちゃダメ!という人ではなく、あれやってみたい、これやってみたいを、誰より大きな声で言う人かなと思っております。よろしくお願いいたします。
さっき大輔も言っておりましたが、ウーブンシティで行なっていくのは掛け算です。掛け算は1社だけだと成り立ちません。最低でも2社必要なんです。
何かける、何かける、何かける、何。2以上だったらいくらでもかけることができます。ただ、1をかけても大きくならない。1じゃダメなんです。
だけど2でいいんです。みなさん2って言ってみてください。そうです笑顔になります。みんなで笑顔の2をかけてまいりましょう。
最初の一歩を一緒に踏み出していただいたのは、7社のみなさんです。7回2をかけると、いくつになるでしょう。128です。ここに書いてあります。
ダイキンさんは花粉レスで2を、ダイドードリンコさんは飲み物が出てくるだけじゃない自動販売機で2を、日清食品さんは未来の食べ物で2を、UCCジャパンさんは未来型カフェで2を、Z会さんは先進的な教育スタイルで子どもたちの2を、インターステラさんは夢を宇宙に飛ばして2を、共立製薬さんは大事なペットとの暮らしで2を、さらに参画いただいたトヨタグループ12社もがんばって笑顔の2を作らせてもらいます。さっきの128、さらに12回2をかけると52万4288。
さらにサポートいただくNTTやエネオス、リンナイ、見守ってくださっている矢崎総業、そしてナオト・インティライミさんが音楽の力でさらに2を。全部で合計24回2を掛け算すると、1677万7216。
それだけの笑顔が集まれば、きっとたくさんの共感が生まれます。そうしたら、もっともっと仲間が増えていくと思います。もう1つ忘れちゃいけない数字をかけないといけません。もともとここにあったトヨタ自動車東日本、東富士工場の数字です。
累計の従業員数7000人、生産台数752万台。これだけかけたら、こんな話をしてなんですが、私、数字弱いで、もうよく分かりません。とにかく、たくさんの笑顔の未来を紡げる気がしてまいりました。みなさん、どうでしょう?
ありがとうございます。ではみなさん、一緒に笑顔でウーブンシティのスタートを宣言したいと思います。私が2かけると言いますから、それに続いて笑顔で2と言ってください。やります。2かける2、ありがとうございます。
ウーブンシティローンチです。

