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ルノー、ルーテシアマイチェンで「エスプリアルピーヌ」グレードデビュー

独自開発のハイブリッドシステムで燃費25.4km/Lを実現

2025年10月9日 発売
399万円
「ルーテシア エスプリ アルピーヌ フルハイブリッド E-TECH」を10月9日に発売

 ルノー・ジャポンは、ルーテシアのマイナーチェンジを行ない「ルーテシア エスプリ アルピーヌ フルハイブリッド E-TECH」を10月9日に発売する。価格は399万円。

 新たに導入されたエスプリ アルピーヌグレードは、アルピーヌのモダンでエレガントなエッセンスを取り入れたスポーティで上質な内外装が特徴。

 エクステリアでは新しいルノーデザインを取り入れた彫刻的で引き締まったフロントフェイスを採用するとともに、よりコンパクトでスリムになったフルLEDヘッドライトは精密さと高い技術性を表現。また、拡大したグリルの輪郭はモダンな雰囲気を与え、グリル中央から端に向かって色合いが明るく変化するグラデーションも特徴の1つとした。ブランドロゴからインスピレーションを得た縦長のハーフダイヤモンド型LEDデイタイムランプはモダンさを際立たせ、モータースポーツの世界から着想を得たマットシェルグレーのF1ブレードによってスポーティな印象を高めたという。

ルーテシア エスプリ アルピーヌ フルハイブリッド E-TECHのボディサイズは4075×1725×1470mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースは2585mm
スポーティでエレガントなデザインの専用17インチアロイホイール(タイヤサイズは205/45R17)

 インテリアではサポート性に優れたシートを採用。バイオスキン×ファブリックのコンビ素材を用い(前席シートヒーター付)、シートバックにはアルピーヌのロゴが与えられた。また、アルミペダル、ステアリングヒーター付TEPレザーステアリングホイール、アルピーヌロゴ入りキッキングプレートによってアルピーヌの世界観を表現したほか、センターコンソール中央のディスプレイにはスマートフォン用ミラーリング機能が付いた9.3インチ マルチメディア EASY LINK縦型タッチスクリーンが新たに装備され、オーディオ、電話、運転・駐車支援システム、車両設定等の各種操作が行なえる。Apple CarPlayとAndroid Autoが使用でき、Boseサウンドシステム+9スピーカーを採用したオーディオシステムも与えられる。

ルーテシア エスプリ アルピーヌ フルハイブリッド E-TECHのインテリア

 パワートレーンはルノーが独自に開発したハイブリッドシステムを搭載。メインモーターのE-モーターとHSG(ハイボルテージスターター&ジェネレーター)の2つのモーター、直列4気筒1.6リッター自然吸気エンジン、これらを繋ぐ電子制御ドッグクラッチ マルチモードATで構成され、ダイレクトかつスムーズなドライブフィールと低燃費を実現したという。システム出力は従来の140PSから143PSに向上し、燃費も0.2km/L向上して25.4km/L(WLTCモード)を実現した。この燃費値は輸入車No.1(EV、PHEVを除く)としており、2030年度燃費基準100%達成のエコカー減税対象車となる。また、車両重量が10kg軽量化されたことも燃費の向上に大きく寄与しているという。

ルノーが独自に開発したハイブリッドシステム。直列4気筒1.6リッター自然吸気エンジンの最高出力は69kW(94PS)/5600rpm、最大トルクは148Nm(15.1kgfm)/3200rpm。メインモーター(E-モーター)の最高出力は36kW(49PS)/1677-6000rpm、最大トルクは205Nm(20.9kgfm)/200-1677rpm。サブモーター(HSG)の最高出力は15kW(20PS)/2865-10000rpm、最大トルクは50Nm(5.1kgfm)/200-2865rpm

 先進の運転・駐車支援システムについては、アダプティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付)、レーンキープアシスト(車線逸脱防止支援)、アクティブエマージェンシーブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ/歩行者・自転車検知機能付)、360°カメラ、リアクロストラフィックアラート(後退時車両検知警報)、ブラインドスポットワーニング(後側方車両検知警報)、レーンデパーチャーワーニング(車線逸脱警報)、セーフティディスタンスワーニング(前方車間距離警報)、パーキングセンサー(フロント/リア)、トラフィックサインレコグニション(交通標識認識)などが搭載される。