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コンチネンタル、日本での活動を新ブランド「オモビオ」に集約
2025年11月11日 08:00
- 2025年11月10日 発表
コンチネンタル・オートモーティブは11月10日、去る9月18日にコンチネンタルから独立しドイツで上場された新会社「AUMOVIO SE(オモビオ エスイー)」の始動に合わせて、日本国内の関連法人も順次「AUMOVIO(オモビオ)」へ変更すると発表した。
新ブランドとなる「オモビオ」は、自動車業界における確固たる市場ポジション、技術的専門性、そしてイノベーションで未来のモビリティを形づくるという野心を融合させたブランドになるといい、グループ全体として新たなスタートを切るとしている。
オモビオは安全でエキサイティング、かつコネクテッドな自律型モビリティを実現するため、SDV(ソフトウェア・ディファインド・ビークル)向けの電子製品や高度なモビリティソリューションを世界中の幅広い顧客に提供するという。日本法人の「オモビオ」への社名変更に先立ち、2025年9月に国内社員約1000名が一堂に会した「AUMOVIO Brand Day Japan」では、代表取締役社長の難波祐一郎氏がAUMOVIOが掲げる4つのバリュー「Ahead of the Curve(時代の先をいく)」「Reliable No Matter What(信頼–いかなる時でも)」「Committed to Win(成功にコミットする)」「Stronger Together(共に、より強く)」を中心に、オモビオとして進んでいく方向性を全社員に共有した。
今回のスピンオフについて、オモビオ代表取締役社長の難波祐一郎氏は、「今、自動車業界はこれまでにない大きな転換点を迎えています。このような環境変化の中、グローバル市場で価値を創出し続け、さらなる成長を実現するためには、地域のニーズに即した柔軟な体制へとシフトすることが不可欠です。日本市場はオモビオにとって非常に重要な戦略拠点です。日本は世界屈指の自動車産業大国であり、そのものづくりの思想やサービスの質の高さは、私たちにとっても多くを学ぶ機会となってきました。オモビオは、日本では地域に寄り添い、日本の自動車メーカーの長期的な信頼関係を大切にしながら、納得のいく解決策を共に築き上げる“真のパートナー”であることを目指します」とコメントしている。
なお、今回のスピンオフに伴い日本国内の各法人は、下記の通り社名が変更される。
・旧社名:コンチネンタル・オートモーティブ株式会社
→新社名:オモビオ株式会社
・旧社名:コンチネンタル・オートモーティブ・ジャパン株式会社
→新社名:オモビオ・ジャパン株式会社
・旧社名:コンチネンタル・オートノモス・モビリティ・ジャパン株式会社
→新社名:オモビオ・オトノモス・モビリティ株式会社
また、エレクトロビット日本は社名を変更しないほか、各法人の新社名正式登記は、2025年10月中に完了していると報告。新法人名での取り引きは11月10日から開始致しているが、しばらくは移行期間として旧社名での取り引きも継続するとしている。
