ニュース
ホンダ、F1レースでレッドブル・パワートレインズへの技術支援終了
2025年12月8日 11:53
- 2025年12月8日 発表
HRC(ホンダ・レーシング)は12月8日、F1(FIAフォーミュラ・ワン世界選手権)の最終戦となる第24戦アブダビGP(12月7日開催)をもって、レッドブル・パワートレインズ(RBPT)へのレースにおけるF1パワーユニット(PU)技術支援を終了したと発表した。本田技研工業、HRCと続いてきたレッドブル・グループとのパートナーシップは当初の契約通り、区切りを迎えた。
ホンダとレッドブル・グループのパートナーシップは2018年にスクーデリア・トロロッソへPUを供給したことから始まり、翌2019年にはオラクル・レッドブル・レーシング(レッドブル・レーシング)にもPU供給を開始。
ホンダとしては2021年シーズンをもってPUサプライヤーとしてのF1参戦を終了した後も、HRCによるRBPTへのF1 PU技術支援を通じ、レッドブル・レーシングとビザ・キャッシュアップ・レーシング・ブルズに対し、F1活動のサポートを行なってきた。
そして、2021年にはマックス・フェルスタッペン選手がドライバーズタイトルを獲得し、ホンダに30年ぶりのF1タイトルという栄冠をもたらした。
2022年以降はHRCによるRBPTへの技術支援を行なっており、2023年にはレッドブル・レーシングが22戦中21勝という圧倒的な成績で2年連続となるダブルタイトルを獲得。2024年にはフェルスタッペン選手がドライバーズタイトル4連覇を達成した。
レッドブル・グループとのパートナーシップについて、HRC代表取締役社長 渡辺康治氏は「8年間にわたり、両チームおよびレッドブル・パワートレインズとの強い協力関係のもとで、F1の最前線に関わり続けられたことを誇りに思います。この期間にオラクス・レッドブル・レーシングが達成した数々の勝利とチャンピオンシップ獲得に、ホンダの技術と人材が貢献できたことは大きな喜びです。関係者の皆さまに心より感謝申し上げます。HRCはこれまでの経験を糧に、今後もモータースポーツの発展とホンダの技術革新を推し進めていきます」とコメントしている。
ホンダとレッドブル・グループのパートナーシップ情報まとめ(2018年~2025年)
総レース数:172戦
勝利数:72勝
表彰台:141回
ポールポジション:51回
ドライバーズタイトル:4回
コンストラクターズタイトル:2回

