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スズキ、インド・グジャラート州にバイオガス・プラント「BANAS SUZUKI BIOGAS PLANT」建設
2025年12月9日 13:00
- 2025年12月9日 発表
1日あたり最大約100tの牛糞から約1.5tのCBGを生産
スズキは12月9日、スズキ100%出資のインド子会社Suzuki R&D Center India Private Limited(SRDI)とともに、インド グジャラート州バナスカンタ地域アグサラに建設したバイオガス・プラント「BANAS SUZUKI BIOGAS PLANT」の開所式を12月6日に開催したと発表した。
BANAS SUZUKI BIOGAS PLANTは、スズキとして初めてCNG車の燃料用バイオガス(CBG)を生産・販売するバイオガス・プラントで、1日あたり最大約100tの牛糞から約1.5tのCBGを生産・販売する計画。同時に、有機肥料を生産・販売する。
なお、約1.5tのCBGは、CNG車約850台が1日に走行するために必要な燃料の量に相当する(CNG車の燃費を33.47km/kg[マルチスズキ製ワゴンR CNG車のカタログ値]、1日の走行距離は60kmと想定)。
スズキはSRDIを通じて、2023年9月にNational Dairy Development Board(NDDB:全国酪農開発機構)、乳業組合Banas Dairyと契約を締結し、バイオガス・プラントの建設を進めてきた。
12月6日にBanas Dairy Sanadar工場で開催された開所式には、アミット・シャー内務大臣、9名のインド超党派国会議員団、インド政府高官、Banas Dairyのシャンカール・チョードリー会長兼グジャラート州議会議長、スズキのインド事業本部長 鈴木浩一常務役員、バイオガス事業本部長 豊福健一朗常務役員に加え、約2万5000人の酪農家が出席。式典後、アミット・シャー内務大臣ほか主要な参加者はBANAS SUZUKI BIOGAS PLANTを訪問・視察した。
スズキ株式会社 代表取締役社長 鈴木俊宏氏は「スズキ初のバイオガス・プラントが稼働いたしました。インドの農村の持つ豊富な資源を有効活用することで、カーボンニュートラルで循環型の社会の実現に向け取り組んでまいります。インド酪農組合の皆さまとの協業は、農村の持つ大きな可能性を最大限に引き出し、地域の発展に貢献できるものと確信しています。スズキはコーポレートスローガン『By Your Side』を実践し、インドの力強い成長とともに歩みながら、本バイオガス事業を推進してまいります」とコメントしている。
BANAS SUZUKI BIOGAS PLANT概要
所在地:グジャラート州バナスカンタ地域アグサラ
バイオガス生産量:約1.5t/日
面積:約4万4000m 2


