メルセデス・ベンツ、「GLE」「GLS」に新ラインアップ「ナイトエディション」追加

GLEナイトエディション（SUV/クーペ）※画像は欧州仕様

　メルセデス・ベンツ日本は12月16日、GLEに「GLE 450 d 4MATIC Sports Night Edition（ISG）」「GLE 450 d 4MATIC Coupé Sports Night Edition（ISG）」（GLEナイトエディション）を、GLSに「GLS 450 d 4MATIC Night Edition（ISG）」（GLSナイトエディション）を追加して発売した。

　すべて右ハンドル仕様で、価格はGLE 450 d 4MATIC Sports Night Edition（ISG）が1482万円、GLE 450 d 4MATIC クーペ Sports Night Edition（ISG）が1518万円、GLS 450 d 4MATIC Night Edition（ISG）が1534万円。

プレミアムSUV「GLE」

　GLEは1998年に誕生した「Mクラス」の後継モデルとして進化を遂げ、SUVらしい力強さとスポーティネスを表現したエクステリアデザイン、上質感あふれる内装、オンロード、オフロードともに優れた走行性能を備えたプレミアムSUV。

　2015年10月に名称を「GLE」に改め、EクラスファミリーのSUVとしての位置づけを強化したほか、2025年6月には、GLE 450 d（SUV/クーペ）の追加モデルとして、装備を厳選し、戦略的価格を実現した「GLE Core」を追加し、多様なニーズに応えるラインアップを展開している。

SUVのボディライン

クーペのボディライン

「GLEナイトエディション」の主な特徴

　GLE Coreが、GLEのコアバリューを残しながら戦略的価格を実現した一方で、GLEナイトエディションは、ブラックアクセントを施したスタイリッシュな装備を標準設定とし、より洗練されたデザインを重視するユーザー向けのモデル。

　ナイトパッケージの採用により、ドアミラー、ルーフレール、フロントリップ、リアバンパーをブラック仕上げとし、ドアハンドル上部はダーククロームで全体が引き締められている。また、黒を基調とした22インチAMGアルミホイールが存在感のある足下を演出する。

GLEナイトエディション（SUV）

22インチAMGアルミホイール

　インテリアは、シート素材に「本革/ナッパレザー（ブラック）」を採用し、アンスラサイト・オークウッド・インテリアトリムや、本革巻スポーツステアリング（ナッパレザー）とともに、上質で統一感のある室内に仕上げられている。

GLEナイトエディション（SUV）のインテリア

GLEナイトエディション（SUV）のインテリア

　また、従来どおり、AIRMATICサスペンションとアダプティブダンピングシステムを標準装備し、路面や走行状況に応じて減衰力を自動で最適化するほか、走行安定性と快適性を高める「E-ACTIVE BODY CONTROLパッケージ」も有償オプションとして選択可能としている。

GLEナイトエディション（クーペ）

GLEナイトエディション（クーペ）のインテリア

上質で高いプレステージ性を持つ上級SUVの「GLS」

GLSナイトエディション

　GLSは、メルセデス・ベンツのSUVを表す「GL」に車格を表す「S」が付く、その名のとおり、大人7名が3列でゆったりと乗車できるゆとりあるボディサイズに、SUVらしい優れた走行性能を備えた1台。現行モデルは2023年12月に登場し、上質で高いプレステージ性を持つメルセデス・ベンツの上級SUVとなっている。

GLSナイトエディションの特徴

GLSナイトエディション

　GLSのベースモデル「GLS 450 d 4MATIC（ISG）」の名称を「ナイトエディション」に改め、さらなる装備の充実と、フラグシップSUVにふさわしいエクスクルーシブなスタイルを実現。

　標準ホイールは、20インチホイールから23インチAMGアルミホイールへ大径化し、より重厚感ある足下を強調。さらにAMGラインエクステリアと、フロントグリルもダーククロームに変更するナイトパッケージを標準化し、より存在感のあるエクステリアに仕上げている。

　インテリアは、肌触りが滑らかな本革（ナッパレザー）を贅沢に用い、アンスラサイト・オークウッド・インテリアトリムや本革巻スポーツステアリング（ナッパレザー）と組み合わせ、スポーティさと品格を感じさせる空間を実現した。

GLSナイトエディションのインテリア

　エクステリアカラーは、ナイトパッケージにより施されたブラックアクセントとの調和が美しい「オブシディアンブラック（メタリック）」「MANUFAKTURオパリスホワイト（メタリック）」「MANUFAKTURアルペングレー（ソリッド）」の3色から選択できる。

GLSナイトエディション

GLEとGLSのパワートレーン

　直列6気筒3.0リッターディーゼルエンジン「OM656M」を搭載。最高出力は270kW（367PS）、最大トルク750Nmと、余裕を感じさせるパフォーマンスを発揮するほか、いずれのモデルにもISG （Integrated Starter Generator）の技術を組み合わせ、最大15kWの追加出力と200Nmの追加トルクでディーゼルエンジンをサポートする。

　ISGはエンジンとトランスミッションの間に配置された電気モーターで、オルタネーターとスターターの機能も兼ねており、電気モーターと「48V電気システム」によって従来のハイブリッド車のような回生ブレーキによる発電を行ない、約1kWhの容量のリチウムイオンバッテリに充電を行なう。

　エンジンが低回転時には電力を利用して動力補助を行なうことで、高い効率性と力強い加速を実現。スターターが高出力な電気モーターとなることで、エンジン始動時の振動を抑え、エンジンスタートおよびアイドリングストップの際の再スタートの快適性を向上している。

　また、アイドリング時には、電気モーターの充電電流を調整することで、エンジン回転数を低回転で安定的に保つことを可能にし、効率性、快適性および静粛性に寄与。さらに、モーターはシフトチェンジにも使用され、エンジンが理想的回転数に達するまでの時間を最小限に抑えるためのアシストも実施。これによりシフトチェンジに必要な時間が短縮され、スムーズでタイムラグの少ないシフトチェンジを実現している。