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オモビオ、カラーePaper技術を採用する「ブランデッド・パーソナライズド・コックピット」を「CES2026」で公開
2025年12月24日 14:11
- 2025年12月9日(現地時間) 発表
オモビオ(AUMOVIO)は12月9日(現地時間)、2026年1月6日~9日に米ラスベガスで開催される「CES 2026」の出展概要を発表。カスタムディスプレイソリューション「ブランデッド・パーソナライズド・コックピット」や、SDV(ソフトウェア定義車両)向けアーキテクチャなど、同社の技術を紹介する出展がされる。
カラーePaper技術を採用する「ブランデッド・パーソナライズド・コックピット」
カスタムディスプレイソリューションとして出展される「ブランデッド・パーソナライズド・コックピット(Branded Personalized Cockpit)」では、鮮やかなカラーePaper技術、プライバシー切り替え機能、OLED背面にカメラをシームレスに統合したディスプレイにより、車内での体験をより進化させ、ユーザーに合わせた空間を提供する姿を示す。
トレーラー牽引時の衝突を警告する「Xelve Trailer」
運転支援や自動運転技術として紹介される「Xelve」テクノロジーソリューションは、高精度な自動駐車機能「Xelve Park」、ヒューマンライクなAIが意思決定をサポートする運転支援・自動運転体験「Xelve Drive」、L4自動運転のフェイルセーフ機能「Xelve Pilot」、新規に追加されたサラウンドビューをベースとしたコンピュータビジョンを用いて障害物を検知し、トレーラー牽引時の衝突を警告する「Xelve Trailer」といった機能を備え、L2~L4レベルをカバーするSDV(ソフトウェア定義車両)への入口となるシームレスなシステムを構築することができるという。量産車やプレミアム市場向けに、スケーラブルなADASと自動運転システムのセットアップを提案する。
次世代のSDVアーキテクチャコンセプト「オートモーティブ・リモートコントロール・ネットワーク」
オモビオは、旧コンチネンタルグループの自動車部門の事業を継続する企業として、2025年9月のスピンオフ以降、独立して事業を展開。同社の主な事業領域には、センサーソリューション、ディスプレイ、ブレーキやコンフォートシステムに加え、ソフトウェア、アーキテクチャプラットフォーム、さらにSDV(ソフトウェア・ディファインド・ビークル)向けの支援システムに関する専門知識が含まれる。
オモビオのSDVアーキテクチャは、HPC(ハイパフォーマンスコンピュータ)、ゾーンコントロールユニット、各種センサーやアクチュエータ、さらに入出力(I/O)ボックスやスマートアクチュエータECUをラインアップ。
さらに、次世代のSDVアーキテクチャコンセプト「オートモーティブ・リモートコントロール・ネットワーク(Automotive Remote Control Network)」を導入することで、標準化された通信プロトコルにより、センサー、アクチュエータがHPCへ接続され、これにより、車両アプリケーションをハードウェア依存のファームウェアから完全に切り離すことが可能になり、車両アーキテクチャを大幅に簡素化するという。
CES2026では、オモビオが標準化されたスケーラブルなSDVアーキテクチャに必要な主要要素を全て提供できることを紹介する。
そのほかにも、低照度条件下でも従来のカメラより優れた視認性を実現する「ナイトビジョンカメラシステム」や、EV(電気自動車)モーター向けの新しいセンサー技術「eモーターローター温度センサー(eRTS)」などが公開される。




