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スバルとSTI、SUPER GT「SUBARU BRZ GT300」にレース用にチューニングした水平対向6気筒3.0リッターツインターボ「EG33」搭載
2026年1月9日 13:00
- 2026年1月9日 発表
スバルと同社のモータースポーツ統括会社であるSTI(スバルテクニカインターナショナル)は1月9日、2026年度のモータースポーツ活動計画を発表した。
参戦カテゴリーはSUPER GT GT300クラス、ニュルブルクリンク24時間レース、スーパー耐久シリーズ、全日本ラリー選手権(JRC)の4つ。
SUPER GT
SUPER GTの2026年シーズン参戦体制は、総監督を小澤正弘氏が、監督を澤田稔氏が務め、ドライバーは井口卓人選手、山内英樹選手のコンビを継続。リザーブドライバーに奥本隼士選手を登録する。チーム運営はR&D SPORTが担当する。
2026年は、「SUBARU BRZ GT300」に新エンジンを搭載。GT300クラスの出力性能向上の中で、長年スバルを支えてきたEJ20エンジンでは競争力の維持が難しくなってきたことから、耐久信頼性と出力余裕の向上を目的として、水平対向6気筒エンジンを導入。かつての「アルシオーネSVX」に搭載されていた「EG33」をベースにレース用にチューニングした排気量2932ccのツインターボエンジンとなり、ボア×ストロークは当初の96.9mm×75.0mmから90.0mm×76.8mmに変更されている。
2026年シーズンは、2025年シーズンのポールポジション2回、表彰台2回、ランキング9位という結果を上まわり、毎戦で確実にポイントを重ね、優勝争いに絡み続けることでシリーズチャンピオンの獲得を目指すとした。
ニュルブルクリンク24時間レース
5月14日~17日(現地時間)にドイツで開催されるニュルブルクリンク24時間レースの2026年参戦体制は、総監督を高津益夫氏が、監督を沢田拓也氏が務め、ドライバーとしてカルロ・ヴァン・ダム選手、佐々木孝太選手、井口卓人選手、久保凛太郎選手が参戦する。また、技術監督を渋谷直樹氏、チーフエンジニアを宮沢竜太氏、チーフ パワーユニット エンジニアを菊地渉氏が務め、全国のディーラーから選抜された8名のメカニックも帯同する。
2025年は他車との接触により長時間の修復を余儀なくされたものの、復帰後はハイペースで完走し、クラス2位、総合76位という結果となった。
2026年は、パワーユニットの出力を6.5%向上させ、新しいABS制御ユニットの導入うすことで車両の操縦安定性を向上させるとともに、翼断面形状でダウンフォースを発生させる新規エアロミラーの採用による旋回性能の向上などにより、競争力を強化。SP4Tクラス優勝に加え、2019年に記録したWRX史上最多ラップ数の145周の更新、上位のターボ車搭載クラスのSP8Tを含めたトップフィニッシュを目指していく。
スーパー耐久シリーズ
スーパー耐久シリーズは、2025年シーズンはENEOSとともに低炭素ガソリンの普及に取り組んだほか、航空宇宙カンパニーの再生カーボンをドアやルーフに採用し、約50kgの軽量化を実現。剛性解析によるボディの最適化や、高剛性アルミサスクロスメンバー、エンジンの出力向上などにより、最終戦でST-2クラスのトップを達成し、タイムも2024年シーズンより2秒以上短縮できたという。
2026年は、チーム代表を本井雅人氏が、監督 兼 チーフエンジニアを伊藤奨氏が務め、ドライバーとして井口卓人選手、山内英樹選手に加え、スバルの社員ドライバー(エンジニア)という体制で、ST-Qクラスに参戦する。
参戦車両は、ジャパンモビリティショー2025で展示した「Performance-B STI concept」と同じ思想を持つ「アセット活用で気軽に愉しめるクルマ」をベースとし、“もっといいクルマ”へ進化させるためにモータースポーツの現場で鍛えていく開発車両。パワーユニットにはFA24型水平対向直噴ターボエンジンを搭載する。デザインはコーポレートカラーのブルーをベースに、Team SDA Engineeringの情熱を象徴するグリーンを融合させた。
2026年シーズンも「勝ち(価値)にこだわり技術を磨く」「人材を育成する」という軸を基準に、レースでの競争力向上に加え、将来のバッテリEVにもつながる技術的フィードバックを追求。剛性解析を活用したホワイトボディからの改善や、サスペンション形式の変更などを検討し、より理想的な車両挙動に近づけていくとのこと。2025年にも取り組んだENEOSの低炭素ガソリン(E20)に対応させるとともに、エンジンの出力向上のみならず、クリーンで効率的な燃焼を追求していく。また、スポーツ車両におけるスバルらしい4WD技術を検討・検証するほか、航空宇宙部門と連携し、材料や空力性能向上も加速させるとした。
さらに、レースで得た知見や技術を車両本体開発に活かすだけでなく、走りの愉しみを広げるパーツ開発なども行ない、スバルのパフォーマンスシーンを盛り上げていくという。



