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パナソニック、ナノイー技術が花粉症状を有意に改善することをヒト臨床試験で世界初実証
2026年2月16日 11:19
- 2026年2月12日 発表
パナソニックは2月12日、同社の帯電微粒子水技術「ナノイー(nanoe)」が、「花粉症」の症状を有意に改善することを、ヒト臨床試験において世界で初めて実証したと発表した。
今回、福井大学医学部 耳鼻咽喉科・頭頸部外科学教授 藤枝重治氏との共同研究により行なわれた検証では、自然飛散の花粉を取り込んだ約20畳の大空間に被験者が入り、ナノイー技術の有無による症状の変化を評価した結果、ナノイー技術搭載の試験機を使用した環境では症状が有意に改善されることが実証されたとしている。
パナソニックのナノイーの発生原理は、霧化電極をペルチェ素子で冷却し、空気中の水分を結露させて水をつくり、霧化電極と向き合う対向電極の間に高電圧を印加することで、OHラジカルを含んだ約5~20nmの大きさのナノイーを発生させるもの。
これまで、パナソニックではナノイー技術による国内主要17種の花粉に対する抑制や、細胞レベルのアレルギー反応抑制を実証してきたが、ナノイーを照射した自然由来の花粉がヒトの症状に与える影響は、明らかにされていなかった。
パナソニックでは、今回の検証結果を踏まえながら、今後の方向性としてヒトの免疫応答への影響などを含めて、ナノイー技術の実使用空間での有用性について研究を継続していくという。
同日開催された記者発表会に出席したパナソニック くらしアプライアンス社 くらしプロダクトイノベーション本部 本部長 九津見洋氏からは、現在、日本人の約42.5%が花粉症に悩んでいるといわれ、室内に侵入した花粉は一定期間残留することもあり、朝起きた直後に症状が強く出る「モーニングアタック」など、室内で症状が悪化するケースも少なくないといった同研究に取り組む理由について、その背景が説明された。
今回の検証結果について藤枝氏は、「花粉症は『国民病』と呼ばれるほど多くの方が悩まされており、現状の対策は、マスクや薬など、生活に不便を伴うものが中心です。さらに、屋外から侵入した花粉は数か月間、室内に残り続けると言われています。今回の臨床試験では、一般的なリビングより広い約20畳の空間で、負担をかけずに花粉症状を有意に改善することを実証しました。また、効果の信頼性を高めるために被験者の思い込みや評価者の先入観を排除する方法で実施しています。この結果からナノイー技術は、花粉症対策の新しい選択肢として期待できると考えています」との期待感を述べている。








