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ジェイテクト、最高4万r/minに対応する「eAxle向け超高速回転深溝ボールベアリング」
2026年5月12日 11:54
- 2026年5月12日 発表
ジェイテクト(JTEKT)は5月12日、電気自動車に搭載されるeAxle向け超高速回転深溝ボールベアリングを開発し、2026年6月から量産を開始すると発表した。
バッテリEV(電気自動車)の普及拡大に向けては、航続距離の延長や車内空間の拡大といったニーズが高まっていて、これらの要求を満たすためには、車両に搭載される各部品の小型化・軽量化が不可欠という。特にモーターを小型化すると出力低下が懸念されるため、モーターの回転数を高めることで出力を補う高速回転化が重要となる。
しかし、従来のベアリングを高速回転で使用すると、遠心力の影響で樹脂保持器と外輪の干渉による摩耗や、焼き付きが生じるという課題があった。そこでジェイテクトはこうした課題に対して、樹脂保持器の設計と材料を最適化することで、自動車駆動モーター用の深溝ボールベアリングでは世界最高となる最高4万r/min(1分間当たりの回転数を表す単位)に対応する「eAxle向け超高速回転深溝ボールベアリング」の開発に成功。
eAxle向け超高速回転深溝ボールベアリングは、遠心力の影響を低減する軽量化設計で、保持器形状の最適化により、回転時に発生する遠心力を抑制したほか、遠心力による保持器の変形量を従来品比約70%低減を実現。また、高温環境下でも必要な剛性を確保する樹脂を採用したことで、摩耗や変形を防止しつつ、4万r/minの高速回転条件下でも保持器と外輪の干渉や焼き付きしないことが特徴という。
これにより、eAxleの小型・軽量化に貢献し、航続距離延長や車載空間拡大といった電気自動車への付加価値創出に寄与するとしている。また、eAxle向け超高速回転深溝ボールベアリングの開発には、2024年11月25日発表のモデルベース開発による設計基幹システムと、磁気軸受を用いた高性能評価試験手法を適用したという。
