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ブリヂストン、福岡県石橋文化センターで次世代タイヤ「エアフリー」の実証実験公開 久留米市長の原口新五氏「来場者の方もぜひ体験してほしい」
5月7日~31日の期間に体験可能
2026年5月13日 09:10
- 2026年5月12日 開催
ブリヂストンは5月12日、石橋文化センター(福岡県久留米市野中町)で行なわれている次世代タイヤ「AirFree(エアフリー)」の実証実験のようすを報道陣に公開した。
ブリヂストンは今後のサステナブルな成長に向けた新たな種まきとしてエアフリーの開発を進めている。専用形状のホイールに熱可塑性樹脂の基本骨格、ゴムによるトレッドで構成され、通常のタイヤと異なり空気を必要としないことから“パンクしない次世代タイヤ”と呼ばれる。現段階で第3世代まで進化しており、2024年には公道実証実験を開始。現在は地域が抱える交通に関する課題の解決策として注目されている超小型EV(グリーンスローモビリティ)をターゲットの1つとしており、今後複数の地域で実証実験を進めたのち、2026年の社会実装を目指す。
エアフリーの実証実験としては2025年1月に滋賀県東近江市、2025年2月に富山県富山市、2025年11月に福岡県久留米市、2026年3月に東京都杉並区と連携協定を締結し、各所で実施している。中でも久留米市はブリヂストン創業の地となっており、4月10日~22日に久留米市世界つつじセンターで実証実験を行なうとともに、5月7日~31日の期間には2026年に開園70周年を迎えた石橋文化センターでも実施している。
石橋文化センターは石橋正二郎記念館、久留米市美術館、石橋文化ホール、坂本繁二郎旧アトリエ(坂本繁二郎氏はブリヂストン創業者である石橋正二郎氏の図画の先生)、久留米市立中央図書館、カフェなどからなり、中庭にはバラ園もある。実証実験が行なわれている期間はバラが見ごろを迎えており、エアフリーを装着したカートタイプのグリーンスローモビリティに乗って楽しむことも可能だ(試乗は約7分程度)。
石橋文化センターでのエアフリー披露会には福岡県久留米市長の原口新五氏、ブリヂストン 取締役 代表執行役 EAST CEOの田村亘之氏によるあいさつも行なわれた。
田村氏は、ブリヂストンの「最高の品質で社会に貢献」という理念と創業者である石橋正二郎氏の「世の人々の楽しみと幸福の為に」という言葉を引用しつつ、開園70周年を迎えた石橋文化センターでエアフリーを披露することができたことについて「感慨深い」と述べるとともに、エアフリーが安心・安全とサステナビリティを主軸とした新しい時代のタイヤであり、空気を充填する必要がない革新的な技術であることを説明。
また高齢化が進む社会において、パンクしないためメンテナンスが不要で、自動運転時代にも移動を止めることがないというエアフリーの利点を挙げ、「新たな価値を社会に提供し、皆さまのお役に立っていきたい。また少しでも久留米市のお役にも立ってともに成長していきたい」と抱負を述べた。
原口市長は、石橋文化センターの70周年と石橋正二郎記念館の10周年という記念すべき年に合わせた発表であることの意義を述べつつ、バラ園の人気による駐車場不足の問題に触れ、将来構想として共同ホールを取り壊して駐車場を作り、そこにエアフリーを装着するグリーンスローモビリティを配置して高齢者や体の不自由な方々が園内を回れるようにするアイデアも提案した。
なお、エアフリー披露会後には田村氏と原口市長が実証実験車両に乗り、石橋文化センターの周遊を体験。原口市長はエアフリーについて「振動をよく吸収して乗り心地が良い」と評価するとともに、「来場者の方もぜひ体験してほしい」と呼びかけた。

















