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マツダ、3代目の新型「CX-5」発表会開催 ブランドアンバサダーに就任した綾瀬はるかさん登場
新しい“走りたい”を生み出す存在に
2026年5月22日 14:09
- 2026年5月21日 発表
マツダは5月21日、新型クロスオーバーSUV「CX-5」を発売し、都内で報道関係者向けの発表会を開催した。
CX-5は同社が誇る「スカイアクティブ」技術をはじめてフル投入したモデルとして2012年にデビュー。パワーユニットは直列4気筒DOHC 2.0リッター直噴「SKYACTIV-G 2.0」と、直列4気筒DOHC 2.2リッター直噴ディーゼルターボ「SKYACTIV-D 2.2」と2種類が用意された。2017年にはフルモデルチェンジを実施し2代目にバトンタッチ。パワーユニットは初代途中で追加となった直列4気筒DOHC 2.5リッター直噴「SKYACTIV-G 2.5」が当初から用意されていた。その後、結果的に10年と長いモデルサイクルを歩むことになったが、度々行なわれた商品改良により安全性やパフォーマンスを向上させるなど着実な進化を遂げてきたが、いよいよ3代目となる新型の登場となる。
さまざまなお客さまのライフスタイルに寄り添い日常の楽しみを広げてくれる1台
アンベールに続いて行なわれた発表会では、まずマツダ 代表取締役社長兼CEO 毛籠勝弘氏が登壇。「CX-5はマツダを代表するSUVです。2012年の登場以来、世界中で500万を超えるお客さまにご愛顧いただいてきました。マツダは全世界130の国と地域でビジネスを行なっていますが、米国に次いで重要な日本市場において、 CX-5は販売台数の約1/4を占め、そしてお客さまの10人にひとりがCX-5のオーナーです」と、マツダブランドの中核を占める重要なモデルであると前置き。
3代目の開発にあたっては「お客さまの“したい”という思いに向き合うこと」に徹底的にこだわったとし、「安心、安全、快適性、使い勝手、そして乗るたびに心が動く“トキメキ”まで、選ばれる体験とは何かを突き詰めて最後まで磨き込んできました」「さらにGoogleとの連携やソフトウェアの進化によって、これまでにない、より自然で心地よい体験を提供いたします」と述べた。そして「クルマの価値がハードウェアだけでなく、体験やソフトウェアによって進化していく時代だからこそ、マツダらしい人中心の価値を追求しました。新型CX-5はさまざまなお客さまのライフスタイルに寄り添い、日常の楽しみを広げてくれる1台です」と紹介。「“どこか行きたい”“新しいことに挑戦したい”“誰かと新しい景色を見てみたい”……、そんな人の気持ちが前に向く瞬間を、これからもクルマを通じて生み出していきたいと考えています。新型CX-5が皆さんの日常を少し豊かにし、新しい“走りたい”を生み出す存在になれば大変嬉しく思います」と締めくくった。
続いて開発主査の山口浩一郎氏が登壇。2012年に発売した初代は「街中で誇らしく使えるクロスオーバー」として、2017年の2代目は「より上質に、よりエレガントに進化したクロスオーバー」として、「世界130の国と地域、500万人以上のお客さまに愛される存在」になったと振り返り、それを受け継ぐ3代目は「多くのお客さまに愛されるCX-5、これをさらに長く愛される存在へ」とミッションを定めた。そして「大切な人との大事な日常の中でふとした瞬間のときめき、きらめき、あるいは快適な移動を楽しい時間、これをサポートするのがこのクルマの役目」であり、「日々の使い勝手に徹底してコダワリ、 SUVの王道を極める」ことを開発方針としたという。
開発コンセプトは「新世代エモーショナル・デイリーコンフォート」。エモーショナルな部分として「人馬一体の走りや魂動デザイン」、デイリーコンフォートな「広い室内や静粛性、乗り心地」を挙げ、相反するこれらの要素を両立させたうえで、さらに「ヒューマン・マシン・インターフェースや先進安全技術、コネクティビティといった新しいテクノロジーによる新しい時代の利便性、安全性」を上から重ね合わせたのが今回のCX-5であると述べた。
これらの詳細についてエモーショナルの部分としては「軽快で一体感がある人馬一体の進化」を挙げ、パワートレーンとしてガソリン2.5リッターマイルドハイブリッドを採用し、「自然吸気らしい出足の良さとマイルドハイブリッドのスムーズさ」「現行の2.0リッターガソリンエンジンよりも良い燃費を達成した環境性能」を持っていると説明。また、シャシーについても「現行のCX-5を踏襲していますが、ホイールベースとトレッドをそれぞれ拡大し、さらにダンパーの初期特性を極限まで高めることによってバネを弱めに設定し、軽快かつ安心感があり乗り心地が良いダイナミクスを実現している」とコメントした。
デザインについてはチーフデザイナーの椿貴紀氏にバトンタッチ。新型のイメージとして「ネクストCX-5」と定め、「スタイリッシュでありながら、身にまとうように気軽に乗っていただき、ユーザーが何かをしたいと感じた時に、その背中をそっと押してくれるような、ユーザーの行動範囲を広げてくれるようなデザイン」を目指したという。スタイリングは「縦横比率をキープしたままボディを拡大することで、スタイリッシュさはそのままに広い室内空間を実現」「ひと目でCX-5だと感じていただけるモチーフを継承しながらも、歴代で最もリアタイヤへトラクションのかかるデザインへと進化」させ、ボディ造形は4本のタイヤによるスタンスを強調したシンプルかつ力強いものとすることで、「シンプルでありながら日常生活はもちろんのこと週末のレジャーですとか、フォーマルなパーティーまで、あらゆるシーンにフィットするデザインになっている」と説明。
インテリアは「マツダらしい走る喜びを感じるコックピットと、パッセンジャーがリラックスできる空間の両立」を狙い、広々とした空間を感じさせる水平基調のインパネまわり、乗員の体験価値を向上させる大型のディスプレイ、車両の姿勢変化や車両感覚がつかみやすいデザイン、触れる部分をソフト素材としながら汚れてもリセットしやすい素材の選定など、さまざまな配慮を行なっていると述べた。
デイリーコンフォートの領域に関しては再び山口主査が登壇。従来モデルを凌ぐ開放的でゆとりある明るい室内空間を実現するために、ホイールベースを115mm延長しつつ後席の開口を70mm後方に拡大することで、頭上空間と膝前のスペースを大幅に拡大するとともに後席の乗降性を向上。チャイルドシートなどの積み下ろしもラクに行なえると説明。また。パノラマルーフの採用により「明るく快適で心地のいい室内空間を実現している」と述べた。荷室に関しても奥行き方向に45mm拡大することでベビーカーの縦積みを実現。その一方で、後席の背もたれを前倒しすることで185cmのフラットな空間を確保することが可能となり大人2人の就寝を実現。「本格的な車中泊をされる方はもちろん、例えばしし座流星群を見にお子さんと夜更かしをしにちょっと空気の綺麗なとこに行く」といった「ちょっと思いついたことをサッと行動できる室内空間を実現している」とした。
続いて新世代価値について言及。これまでマツダが提唱してきた安全哲学をもとに、今回は運転に集中できるコクピット設計を刷新。マツダ初採用となるGoogle搭載とすることで世界最高レベルの音声認識とウェブからの情報収集能力を獲得しており、運転中に目線を路面から外さずに音声でエアコンのコントロールができたり、あいまいなキーワードを発話しての目的地設定に対応したりといったことが可能。また、マツダ初採用の高速道路での自動レーンチェンジアシスト、渋滞時のハンズオフアシストといった先進安全装備などを採用することで利便性を向上させていると述べた。
最後に「新世代エモーショナル・デイリーコンフォート。この3つの領域をこれまでにない高い次元でまとめ上げたのがこの新型CX-5です。いつの時代もこのCX-5はお客さまの要望が高いですし、時代の変化に対して変革を求められるクルマです」「多くのお客さまに日々の生活で末永く愛されるクルマになりたい。CX-5は次もまたCX-5というお客さまも多いです。そういうお客さまにもしっかりと応えるクルマとしていきたいと思ってます」「お客さまの実際の生活の中では5つの“したい”。ワクワクしたい。使い倒したい。心地よく居たい。安心して出かけたい。一目惚れしたい。こういったことを叶えるクルマとしてお届けしたいと考えます」と締めくくった。
ブランドアンバサダーとして綾瀬はるかさんが就任
3代目となる新型CX-5の登場にあわせ、マツダのブランドアンバサダーとして綾瀬はるかさんの就任を発表。綾瀬さんとともに新型CX-5のCMを皮切りに同社が掲げる「走りたい。を、つくりたい。Be a driver.」という想いをより多くの方に届けていくとしている。この日、クルマの発表会を前に就任式が行なわれ、就任証の授与が実施された。
登壇した綾瀬さんは「マツダさんは私と同じ広島生まれということで、同じ広島県の企業とこうしてお仕事ができることがとてもうれしく思います。アンバサダーとしてマツダの魅力をさらにもっと皆さんに知っていただくよう頑張りたいと思います」とコメントし就任式に臨んだ。
就任証授与の後、綾瀬さんのブランドアンバサダー就任の理由を質問された毛籠CEOは「綾瀬さんは人を前向きにする力があると思っています。いつも自然体で温かく、そして芯もしっかり持っていらっしゃる。マツダは“前向きに今日を生きる人の輪を広げる”というのをブランドパーパスとして掲げていますが、綾瀬さんの人間的な魅力は我々が目指す、その価値観と非常に重なると感じています。ブランドアンバサダーとして、これ以上ない方だと思っています」とコメント。それを受けた綾瀬さんは「マツダは“走りたい。を、つくりたい。”という思いでクルマ作りをされているということで、とても共感しました。一緒に皆さんの走りたいという気持ちを作れたら嬉しいです」と就任の意気込みを述べた。

































