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スバル「フォレスター」が自動車安全性能2025「ファイブスター大賞」受賞
優れた成績を収めた車種を賞する「自動車アセスメント表彰式」開催
2026年5月28日 19:02
- 2026年5月28日 開催
国土交通省とナスバ(自動車事故対策機構)は5月28日、スバルの「フォレスター」が2025年度の自動車アセスメントで最も優れた成績を収めたクルマに贈られる「自動車安全性能2025 ファイブスター大賞」を受賞したことを明らかにした。
スバル「フォレスター」は、2025年度の自動車アセスメント「自動車安全性能2025」において最高評価「ファイブスター賞」を獲得。2025年度の「ファイブスター賞」獲得は「フォレスター」のみとなり、最も優秀な成績を収めたクルマとして「ファイブスター大賞」を受賞した。
2030年に「死亡交通事故ゼロ」を目指すスバル
2025年度の自動車アセスメント「自動車安全性能2025」では、販売台数の多い車種として、スバル「フォレスター」、フォルクスワーゲン「ティグアン」、ホンダ「アコード」、MINI「ミニ カントリーマン」といった4車種の評価が公表された。
スバルの「フォレスター」は、総合評価で184.62点(193.8点満点)となり、2025年度の最高得点を獲得した。その内訳は、予防安全性能で85.40点(85.8点満点、Aランク)、衝突安全性能で91.22点(100点満点、Aランク)、事故自動緊急通報装置で8点(8点満点、先進型)を獲得している。
同日開催された表彰式に登壇したスバル 商品革新本部 プロジェクトゼネラルマネージャー 藤居拓也氏は、「この度は、自動車安全性能ファイブスター大賞をいただくことができ、大変光栄に思っております。開発に携わった関係者を代表して、御礼申し上げます」と受賞の喜びを語った。
続けて、藤居氏は「スバルでは2030年に『死亡交通事故ゼロ』を目指すという目標を掲げております。その実現に向けて今まさに取り組んでおります」とスバルが掲げる目標を紹介、「スバルは総合安全を、視界やパッケージなどの『0次安全』、ブレーキや危険回避性能などの『走行安全』、アイサイトなどの『予防安全』、そしていざという時の『衝突安全』に分類し、さらに緊急事故通報などの『つながる安全』を加え、各領域ごとの強化を推進しています」と、スバルの安全に向けた取り組みを紹介した。
フォレスターに投入された安全技術については、今回新たに搭載された「広角単眼カメラ」は、交差点における歩行者や自転車との出会い頭の事故を分析し、人間の有効視野の狭さをクルマがカバーするアプローチをとったと説明。さらに、衝突安全の面でもサイクリストの衝突挙動を考慮した「歩行者保護エアバッグ」を全車標準装備している点などを強調した。
藤居氏は「安全なクルマが普及してこそ、初めて安心・安全な社会が形成されますので、お客さまがお求めやすいアフォーダブルな価格で、安全な車両を開発してお届けしたい」と、スバルのクルマ作りへのこだわりを示した。
2025年の交通事故死者数は2547人と統計開始以降最少を記録
また、会場であいさつをした国土交通省 物流・自動車局 次長の猪股博之氏は、昨今の交通情勢について「2025年の交通事故死者数は2547人と、前年から116人減少し、統計が残る昭和23年以降で最小となりました」と報告し、関係者の努力に敬意を表した。
一方で、「依然として多くの尊い命が失われている現状には変わりがなく、さらなる安全対策の推進が求められております」とし、「政府においては、本年3月に『第12次交通安全基本計画』を策定し、2030年までに交通事故死者数を1900人以下とする目標を掲げております。この目標達成に向けた重要施策の1つが、自動車アセスメント事業です」と同事業の重要性を訴えた。
また、近年のアセスメントにおける評価項目の見直しについて猪股氏は「2026年度より、衝突被害軽減ブレーキの評価におきまして、交差点での出会い頭の衝突や、右折時の対向から直進してくる二輪車との衝突を想定した試験を導入するなど、より実態に即した内容に見直しを行なっております」と語り、実際の事故実態に基づいた実効性の高いアセスメントへの進化を継続していく姿勢を示した。
ナスバ中村理事長「最後はドライバー自身のハンドルで安全運転を」
ナスバの中村晃一郎理事長は、被害軽減ブレーキやペダル踏み間違い時の加速抑制装置の普及によって事故件数が大きく減少している成果を認めつつも、命は助かっても重度の障害を負う「重度後遺障害者」の数が横ばいであるという厳しい現実を指摘し、ナスバとして全国12箇所での専門病院の運営や、在宅介護への支援、訪問活動を一体的に進めていることを説明した。
その上で、中村理事長は「自動車の安全性能・予防安全装置等は、あくまで運転者を補助する装置であって、万全ではないということであります。よって、運転者の皆さまにおかれましては、クルマの安全性能に頼り切ることなく、自らの安全は自らのハンドルで守るということをですね、ぜひ、心がけていただきたい」と、先進安全技術への過信に警鐘を鳴らし、安全運転の意識向上をドライバーに向けて強く呼びかけた。







