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ジェイテクト、30000r/minの高速回転を実現した「グリース潤滑セラミックボールベアリング」開発

2026年6月10日 発表
ジェイテクトの「グリース潤滑セラミックボールベアリング」

 ジェイテクトは6月10日、高性能EV(電気自動車)のeAxleへの最適化により、30000r/minに対応する高速回転を実現した「グリース潤滑セラミックボールベアリング」を開発したと発表した。

 開発品は、セラミックボールの採用により、電食(電気的侵食)の防止、高速回転対応、グリース寿命延長を実現。高速回転対応の樹脂保持器、非接触シールやグリースの最適設計により、30000r/minに対応する高速回転を実現させたとしている。

開発背景

 高出力の駆動モーターが求められる高性能EVにおいては、車両設計やユニット構造上の制約により、eAxleモーター内部へ油の供給ができないケースがあるという。

 ジェイテクトでは、この課題へのソリューションとして、オイル潤滑ではなくグリース潤滑を採用し、当該eAxleへの搭載を可能とするとともに、駆動モーターの高速回転に対応した新たなベアリングを開発。

 開発品は、軌道輪(内外輪)に高炭素軸受鋼、転動体に軽量・高剛性・非導電のセラミックボールを採用。転動体の軽量化により遠心力を抑え、高速領域での発熱を抑制。さらに、非接触シールによりグリース保持性を高め、高剛性設計の高速回転対応保持器を採用することで、高速安定性を実現した。

 加えて、高温域での油分保持性・耐水性・耐食性に優れた合成系長寿命グリースを組み合わせることで、駆動モーターの高温連続回転と長寿命化を実現したという。